２２年度県立高校一般入試志願状況−県教委

全日制０・８２倍−６年連続で１倍下回る

◆定時制０・２２倍試験は３月８、９日

　県教育委員会は２１日、２０２２年度県立高校一般入試志願状況を発表した。全日制は４３０１人の募集に３５２９人が志願し、倍率は０・８２倍。６年連続で１倍を下回り、過去最低だった前年度と同じ倍率となった。定時制は４２３人の募集枠に志願者９３人で０・２２倍（前年度比０・１５ポイント減）。全体倍率は０・７７倍（同０・０２ポイント減）だった。

　県北の全日制９校のうち、最も倍率が高かったのは延岡工情報技術科の１・４５倍。延岡普通科１・１３倍、同メディカル・サイエンス科１・１２倍、延岡工機械科１・１０倍、日向工電気科１・０５倍、同生活文化科と日向工機械科各１・００倍で続いた。

　一方、定員を割り込んだのは８校１８学科。高千穂、延岡星雲、延岡商業、門川、日向、富島はすべての学科で１倍を下回った。定時制２校は、延岡青朋普通科０・２２倍、同商業科０・１０倍、富島商業科０・１８倍だった。

　県内で志願倍率が最も高かったのは宮崎大宮文化情報科２・２２倍。次いで都城農食品科学科２・１０倍、宮崎南フロンティア科１・９２倍。最も低かったのは高鍋農業フードビジネス科０・１０倍。次いで福島普通科０・１２倍、宮崎農業環境工学科０・１３倍だった。

　県全体の学科別倍率では、普通科系専門学科が１・４９倍（前年度比０・０９ポイント増）と最も高く、工業科０・９２倍（同０・０８ポイント減）、商業科０・８５倍（０・０８ポイント増）、農業科０・８１倍（同０・０１ポイント増）など。普通科は前年度と同じ０・７２倍だった。

　志願変更の受け付けは今月２４、２５日。試験は３月８日に国語、理科、外国語、同９日に社会、数学、面接が予定されている。合格者の発表は推薦・連携型入試と併せて同１８日に行う。