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千徳酒造−26日から2年ぶりの「蔵開き」

本紙掲載日:2022-02-26
2面
買い物客でにぎわう「蔵開き」(26日午前、延岡市大瀬町の千徳酒造)

初の2日間開催−限定酒を販売

 延岡市大瀬町の日本酒蔵・千徳酒造(門田賢士社長)の「蔵開き」が26日から、同社で始まり、買い物客でにぎわった。昨年はコロナ禍を受けて中止されたため、2年ぶりの開催。例年、2月中旬の日曜日に1日のみで行っているが、余裕を持って来てもらうために、今年は初めて土、日の2日間で開催することにした。

 初日の26日は開始前から買い物客が行列。午前10時の開場に合わせて、検温とアルコールによる手指消毒を済ませて次々と会場に入り、目当ての商品を買い求めていた。

 今年は感染拡大防止の観点から、販売はテイクアウトのみ。飲食スペースを設けず、新酒の試飲、酒かす詰め放題、甘酒振る舞いは行わない。また、37・5度以上の発熱者と同伴者の入場を断るなど感染予防対策を徹底している。

 会場では蔵開き特別限定酒「無ろ過生原酒純米大吟醸(限定1000本)」を販売、千徳の製品が当たる豪華抽選会のほか、蔵開き限定のお菓子や農産加工品、海産物、手工芸品など多彩な出店が並ぶ。26日と27日は先着100人に記念品を贈呈する。

 なお、会場には駐車場がないため、公共交通機関の利用とマスクの着用、検温への協力などを呼び掛けている。

 門田社長は「それぞれのお店にもアルコール消毒器を設置するなど、可能な限りの対策を講じています。どんなイベントも難しい時期ではありますが、お客さまや出店者の人の笑顔が見られて良かった」と話していた。

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