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マイボタル元気に育て

本紙掲載日:2022-03-01
3面
ビオトープに幼虫を放流する参加者たち

ホタルの館ビオトープに放流−北川やっちみろ会

 延岡市北川町でまちづくりに取り組む北川やっちみろ会長井支部(竹林国興支部長)の「マイボタル放流」が2月26日、同町のホタルの館であった。同会や地元の北川小学校、くまた児童クラブから約40人が参加し、構内のビオトープ(生物生息空間)へゲンジボタルの幼虫を放流した。

 同事業は、同町に生息するゲンジボタルの保護と復興を目的とする「マイボタル事業」の一環で、2017年ごろから、門川高校ホタルプロジェクト班の吉田巧顧問(66)に協力を得て行っている。

 この日はまず、吉田さんがホタルの生態などを解説。その後、ビオトープへ移動した参加者は、昨年11月から世話してきた3センチほどの幼虫300匹を一斉に放流し「元気に育ってね」などと声を掛けながら名残惜しそうに様子を見守った。

 参加した香畑彩名さん(11)は「水槽などの掃除が大変だった。元気に育ってほしい」。田中美麗愛さん(9)は「何匹か死んでしまったけどここまで育ってくれて良かった」と感想。ともに光るホタルは見たことがなく「楽しみ」と声を弾ませる。

 吉田さんは「ホタルが生きるために必要な〃きれいな水〃は人間の生活にも必要なもの。生育を通して自然を大切にする心を養ってほしい」と話していた。

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