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門川高、生徒会役員が議会傍聴

本紙掲載日:2022-03-07
2面
門川町議会の一般質問を傍聴する県立門川高校の生徒会役員ら(3日、同町役場議場)

「少しでも政治に興味持って」町が呼び掛け

 県立門川高校(澁谷好一校長)の生徒会役員9人は3日、門川町議会3月定例会の一般質問を傍聴した。18歳になると選挙権を与えられる高校生に、少しでも政治に興味を持ってもらおうと、同町の声掛けで初めて実現した。

 この日は、山岡節夫議員(無所属)と水永正継議員(日本共産党)の2人が、災害時の避難対策や発達障害児・者への支援などについて質問し、安田修町長らと議論を重ねた。

 生徒会長で福祉科2年の塩塚彩乃さん(16)は「一つの議題に対し、これだけたくさん時間をかけて意見を交わしていることに驚いた。発達障害児・者への支援の議論は、授業で学んだことともつながっていたので、すごく興味を持った」と話した。

 一緒に傍聴した澁谷校長は「有権者としての自覚を持ってもらう良い機会になったと思う。いずれは全生徒に傍聴の機会をつくりたい」。岩佐祐一議長は「傍聴してもらったことで、私たち議員も緊張感を持って臨めた。議会や議員の立ち位置について理解を深めてもらえたらうれしい」と、それぞれ話した。

 また同校の同窓会長で、来月21日の任期満了をもって勇退する安田町長はこの日、最後となる一般質問の答弁に立った。冒頭「何か運命を感じる」と、後輩たちの傍聴を歓迎した。

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