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8施設・団体へ−レトルトカレー300食

本紙掲載日:2022-03-16
2面
大樂施設長にレトルトカレーを手渡す読谷山市長

子どもたちに専門店の味を−延岡市

 延岡市は15日、同市若葉町の児童養護施設「みどり学園」(大樂隆志施設長)など子どもらの福祉向上に取り組む市内の8施設・団体に、大阪府の黒門市場にあるカレー専門店のレトルトカレー300食を贈呈した。

 レトルトカレーは、大阪大学(鈴木胖名誉教授)と情報処理サービスなどを手掛ける「インフォマティカ」(樹林清人代表)、再開発コンサルティング会社「都市問題経営研究所」(大島憲明代表)から寄付された。

 この3団体は、黒門市場にあるカレー専門店を支援するクラウドファンディング(CF)をサポートしており、その一環でレトルトカレーを開発。CFの返礼品として商品を購入していた。

 同大とインフォマティカは、市と地方創生に関する包括連携協定を結ぶ。この2団体と同研究所は、関西で市水産物などの販路開拓を協働で進めている。その縁で「子どもたちにプレゼントしてほしい」と依頼された。

 市は、子どもらの健全育成や貧困問題、子育て支援に取り組む施設・団体に活用してもらおうと贈呈を企画。読谷山洋司市長が同学園を訪れ、「辛いかもしれないが、それも思い出になるはず」と幼児らに60食を手渡した。

 受け取った幼児は「ありがとうございます」と感謝。大樂施設長は「子どもたちはカレーが大好き。レトルトは食べる機会があまりなかった。中高生の夜食にも活用できる」と礼を述べた。

 この日はほかに、子育て支援センターおやこの森、こども食堂のべおか今山、子ども食堂土曜給食、ととろ食堂、子ども食堂恒富、ふれあい食堂にこにこキッチン、みんなの食堂牧に、市子ども家庭課の職員が届けた。

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