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県内の特別支援学校で卒業式

本紙掲載日:2022-03-16
6面

一人一人が成長、次のステップへ

◆延岡しろやま、59人が新たな門出

 県内すべての特別支援学校で15日、卒業式があり、幼児から高校生まで約400人が門出を迎えた。

 延岡市野地町の県立延岡しろやま支援学校(仲家孝校長、197人)では幼稚部1人、小学部10人、中学部16人、高等部32人の計59人が卒業。保護者や教職員が成長を祝った。

 一人一人に卒業証書を手渡した仲家校長は、次のステップに進む幼稚部−中学部の子どもたちにはなむけの言葉。続けて高等部の卒業生に「地域の中で自立と社会参加を目指して巣立つことになる。これまで以上に自分らしさを求め、多くのことを経験しながら生き抜く力を培って」と呼び掛けた。

 在校生を代表して出席した児玉昊(そら)さん=高等部2年=は「道しるべのような存在だった」卒業生に感謝し、「来年度開校10周年の節目を迎える。皆さんがつないできた思いは伝統として受け継がれていく。皆さんの思いを地域の皆さまと共に紡いでいけるよう、日々努力していく」と送辞。

 卒業生代表の木村健人さんは、コロナ禍で制限がありながらもさまざまな経験をした3年間を振り返って感謝し、「当たり前の日常に感謝すること、苦しいときも気持ちを前向きに切り替える大切さを学んだ。これから先、さまざまな困難が待ち受けていると思う。どんな時も感謝の気持ちを忘れずに前を向いて歩んでいきたい」と誓った。

 最後はお別れの歌。事前に収録し、この日はリモートで式を見守った在校生の手話映像に合わせて、「たいせつなたからもの」「旅立ちの日に」の2曲と校歌を、手話で元気に〃歌った〃。

◆日向ひまわり18人が卒業

 日向市塩見の日向ひまわり支援学校(種子田保校長、73人)でも小学部7人、中学部2人、高等部9人が卒業した。

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