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大崩山を大特集−西日本新聞社の登山雑誌

本紙掲載日:2022-03-19
3面
大崩山を特集した「季刊のぼろ」の36号

季刊「のぼろ」40ページで

 西日本新聞社発行の登山雑誌「季刊のぼろ」の36号(A4判変型128ページ)が、延岡市の大崩山(標高1644メートル)を40ページにわたって特集している。

 表紙は袖ダキから見上げた下ワク塚の岩峰。アケボノツツジだろうか、そそり立つ岩にピンクのアクセントを添えている。

 麓の北川町上祝子で民宿「大崩の茶屋」を営む石本烈子さんらファンが語る大崩山の魅力、県北植物愛好会の成迫平五郎会長らジャンルの違うエキスパートが教える「大崩山を100倍楽しむ方法」など内容は盛りだくさん。

 道迷いなど遭難事故も多いことから安全登山のコーナーを設けたり、代表的なルートを分かりやすいイラストで紹介。朝日が岩肌を赤く染めるモルゲンロート、月明かりに照らされる岩峰など1年がかりで撮影した写真も数多く掲載している。

 大崩山は2017年に登録された祖母・傾・大崩ユネスコエコパークの核心地域。雑誌にキーマンとして紹介されているNPO法人ひむか感動体験ワールド登山ガイドの中原史貴さん(44)は「決して超人的な山ではなく、体力があれば初心者でも登れる。そのために私たち登山ガイドがいる。ぜひ地元の人たちにも登ってほしい」と話していた。

季刊のぼろは本体909円(税別)。

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