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県と九電が包括連携協定

本紙掲載日:2022-03-31
3面
県と九州電力の包括連携協定の締結式(25日、県庁)

環境、観光振興、産業振興など

 県(河野俊嗣知事)と九州電力(池辺和弘社長、福岡市)は25日、活力ある個性豊かな地域社会の形成や県民サービスの向上を目的として、包括連携協定を結んだ。県庁で締結式があり、河野知事と池辺社長が協定書に署名した。

 主な連携事項は、ゼロカーボン実現に向けた取り組みなど環境・エネルギーに関すること、ダムツアーなど九州電力の設備を活用した魅力ある体験型ツアーの企画など観光振興に関すること、地域経済活性化のための企業立地の推進など産業振興に関すること。

 このほか、本県への移住・定住、UIJターン促進のための情報発信をはじめ、災害時の避難所運営への協力、みやざき地域見守り応援隊やこども110番活動への協力による見守り強化、地域社会の活性化や県民サービスの向上に関することなどに取り組む。

 締結式で河野知事は「相互によりよい関係を築き、地域社会に貢献する形で連携を発展させていきたい」、池辺社長は「包括連携協定の締結を契機に幅広い分野にわたる実効的な取り組みがより進展し、実現されることを期待している」などと述べた。

 総合政策課によると、県が企業・団体と包括連携協定を結ぶのは今回で38企業・団体目、九州電力が都道府県と同協定を結ぶのは熊本県に続いて2県目という。

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