夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
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写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
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県内の高校生が研究発表大会
「県高等学校課題研究発表大会」は15日、県内の出場校同士をインターネットでつないで行われた。審査の結果、「香りの数値化」を研究した横山絢さん(宮崎北高2年)が、8月に高知県で行われる中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会の代表に選ばれた。
県北は延岡高、延岡星雲高、日向高、五ケ瀬中等教育学校から各2チームが参加した。その中で日向高の「被災者0の町を目指して〜今だからこそできること」が最優秀賞、五ケ瀬中等教育学校の「トイレに関する一研究〜感染症予防・災害時使用の観点から」と、日向高の「日向市の商店街を盛り上げる」は優秀賞を受賞した。
◆伝統文化の継承
延岡星雲高フロンティア科2年の井本幸歩さん、山下結衣さん、佐藤詩音さんは「伝統文化を継承するには」と題して研究に取り組んだ。
まず、井本さんが13年間習っているという日本舞踊を例に、「伝統文化に対して社会全体の関心が薄れている」「新型コロナウイルスなどにより伝統文化に触れる機会が減っている」をテーマ設定の理由として挙げた。
続けて、インターネットの情報や授業で行ったアンケートを基に伝統文化への関心をグラフ化した。「興味がない」と答えた人が82%と最も多いのに対し、「触れる機会を増やした方が良い」と答えた人も60%いたとするデータを紹介した。
このことから「伝統文化の衰退に危機感を持っているが、触れる機会がなく関心が持てない人が多い」と結論。減少する日本舞踊人口についても高齢化などを指摘し、早くから体験の機会を持つ大切さを強調した。
「子どもたちやその親世代に抱かれがちな格式高いイメージと実情のずれを解消したい」として、初期費用はレンタルで比較的安価に抑えられる場合が多いことや、手作りの紙芝居、小道具を使ったPRなどを提案した。
◆子育てしやすい街へ
延岡星雲高フロンティア科2年の三宅優理菜さん、前田紗李花さんは「子育てしやすい街づくり」と題して発表。延岡市における育児環境の充実と親が持つ満足度の関係性に注目した。
子育て支援センターおやこの森(山月町)などの協力で市民に自作のアンケート調査を実施。128人からの回答を集計し、延岡の育児に関する質問8項目を5段階で評価した。
それによると、保育施設の整備や地域の理解といった6項目が3点(普通)を超えていたのに対し、交通の便とイベントの充実について満足度が低かった。
そこで、アンケートに多く寄せられた「イベント情報をまとめたサイトがほしい」という意見などを踏まえ、「情報の発信やイベントの充実は子育てのしやすさを手助けするものである」と仮説。
子育て情報をまとめて発信するインスタグラム(写真共有アプリ)のアカウントを開設したことや、生活に困る世帯へ食品を支援する「フードドライブボックス」への取り組みを紹介し、今後も活動を続ける考えを示した。
◆被災者0を目指して
日向高フロンティア科2年の畝原怜暉さん、林田滉生さん、黒木理央さん、三樹源生さん、児玉凉一さんは「被災者0の町を目指して〜今だからこそできること」のテーマで発表。近く起こるとされる南海トラフ地震に焦点を当てた研究成果を発表した。
研究の前提の仮説は「高校生は防災意識が低い」「情報化社会で正しい防災知識が手に入っていない」「地域での情報共有が少なくなっている」。
同校生徒167人に行った意識調査では「家族と防災について話すか」などの質問に対し、約86%が平均か、それ以下の意識を示したとして、避難要素(意思決定、周知・伝達、避難誘導)の意識改善を提案。
地元の松原避難山周辺約450メートルを使った避難シミュレーションでは、高齢者や障害のある人が被災した際、補助の有無で避難時間が1〜5割ほど変わる検証結果を紹介し、助け合いの重要性を強調した。
今後は、高校生を対象にした防災教室の開催、防災だよりの発行、ハザードマップ更新などを行う防災委員会設立を計画。校内の防災意識を高めることからスタートし、ゆくゆくは地域へ活動を広げる展望を語った。