宮崎銀行女子陸上部−悲願のクイーンズ出場へ

本格始動１０周年−９選手で挑戦

　宮崎銀行女子陸上部は５日、宮崎市の同行本店で、新体制をお披露目する記者会見を開いた。銀行の創立９０周年、部の本格始動１０周年の節目を迎える今季、悲願のクイーンズ（全日本実業団対抗女子）駅伝出場に向け、高卒新人１人を加えた９選手で始動した。

　記者会見には尾上和広部長（人事部長）、佐伯尚彦監督、今村紀子マネジャーと選手８人が出席。福岡県豊前市出身で宮崎日大高から入行の川島みち選手（１８）が紹介された。

　尾上部長は「総合力は確実に上がっており、ゴールデンゲームズｉｎのべおかでの自己記録の更新、念願のクイーンズ駅伝出場を、節目の年に期待している」とあいさつした。

　選手たちは「長所を伸ばし、自分らしい走りでクイーンズの切符を勝ち取りたい」「もう一段上のレベルで戦える力をつけ、チームの飛躍の年に」などと抱負を語った。

　川島選手は現在、故障中だが「荒削りで力強い走りと、明るい性格が特徴」と佐伯監督。本人は「先輩たちにがむしゃらについて行き、日々の練習で自信を付けていきたい」と語っていた。

　佐伯監督によると、前回のクイーンズ駅伝の予選会では、金丸芽生、立山莉緒両選手（いずれも２２）が全国の強豪と同等の走り。主将の陳内桃果選手（２３）、副主将の市原梨花選手（２２）、２年目の新垣聖那選手（１９）も力を付けており、「主軸となる選手が出てきた。周囲をどう固めるか」と個々の特徴に合わせて、強化を進めるという。

　今年最初の大きな大会となる第３３回ゴールデンゲームズｉｎのべおか（５月４日、延岡市）には陳内、金丸、立山、市原、新垣５選手が出場を予定している。