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子育て家庭相談・支援カウンター開設

本紙掲載日:2022-04-06
2面
開所した子育て家庭相談・支援カウンターに看板を掲げる読谷山市長(延岡市役所2階)

育児・家庭の悩みに応相談

 児童虐待につながる育児や家庭の悩みなどにより早い段階から応じる「子育て家庭相談・支援カウンター」が延岡市役所内に開設され、1日に開所式があった。

 母子手帳の交付や乳幼児健診などで、妊娠期から利用される市役所2階の市保健センター内に担当職員が常駐。予約の必要はなく無料で相談でき、電話で申し込み自宅などへ相談員に訪問してもらうこともできる。

 主に担うのは、▽家庭の実情把握▽社会資源や子育て支援サービスなどの情報提供▽妊娠期から子どもの自立までの子ども家庭などに関する相談全般への対応▽個々のニーズや家庭の状況に応じた課題解決のための総合調整―の子ども家庭支援全般にかかる業務。

 また、▽児童虐待に関する相談・通告の受け付け▽家庭への支援方針作成▽同支援・指導―など要保護児童対策地域協議会の事務局(調整機関)としての業務にも当たる。

 児童相談所や保健所、子育て支援センター、児童養護施設、保育園、幼稚園など関係機関と幅広く連携。児童虐待などの背景にはさまざまな事情が絡んでいることが多いため、それぞれの問題に応じた機関につないだり、児相の前段として第三者からの通報にも対応する。

 開所式で読谷山洋司市長は、「さまざまな悩みやご相談を丸ごと受け止める場所がスタートした。赤ちゃんの健診で必ず来ていただける場所なので、その際に難しく考えず、気になることや悩みを打ち明けてほしい。その中で支援の糸口をつかみ、虐待の未然防止につなげていきたい」と話した。

 子育て家庭相談・支援カウンターの利用時間は市役所の開庁時間と同じ平日午前8時30分〜午後5時15分。事前に調整して時間外の相談や家庭訪問にも応じるという。

 問い合わせは、市おやこ保健福祉課家庭福祉係(電話延岡20・7250)。

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