新型コロナ－６日、県内５６３人

本紙掲載日：2022-04-08

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１０万人当たり本県全国９位－日向・東臼杵は４４１・９人

　県は７日、６日に県内で５６３人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は延岡市６０人、日向市５４人、門川町１５人、高千穂町と日之影町が各２人、椎葉村１人の計１３４人で過去最多を更新した。県内の直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は２９４人で全国９位となった。

　人口１０万人当たりの新規感染者数を圏域別にみると、日向・東臼杵が４４１・９人など７圏域中５圏域で過去最多を更新。延岡・西臼杵は２０９・８人で、県内の全圏域で２００人を超えている。

　県内の累計感染者は２万８７５３人。県北以外は宮崎市２０２人、都城市８６人、小林市と新富町が各２５人、日南市２０人、西都市１６人、国富町９人、三股町と高鍋町が各８人、高原町と川南町、都農町が各７人、串間市６人、えびの市２人。県外は愛知県１人。

　年代別は１０歳未満６９人、１０代１２５人、２０代９３人、３０代９６人、４０代９２人、５０代３９人、６０代２２人、７０代１５人、８０代５人、９０代６人、１００歳以上１人。

　行政検査件数は１０３６件で、医療機関の検査で判明が３９８人。既発表の感染者との接触歴ありは２１０人、県外との接点は１人、感染経路調査中が３５２人となった。

　延岡市６０人のうち、調査中が５０人。年代別は１０歳未満５人、１０代８人、２０代１７人、３０代１４人、４０代１０人、５０代３人、６０代２人、７０代１人。

　日向市は５４人のうち調査中が４１人。１０歳未満７人、１０代１３人、２０代７人、３０代６人、４０代５人、５０代７人、６０代４人、７０代４人、８０代１人。

　門川町は１５人で、調査中は１１人。１０歳未満３人、１０代１人、２０代７人、３０代２人、４０代２人。

　高千穂町は３０代と７０代１人ずつでいずれも調査中。日之影町は１０代、４０代１人ずつでいずれも接触歴があった。椎葉村は１０歳未満１人で調査中となっている。

　６日時点の県内の入院（２９７床）は１人減の６２人で重症者は１人。病床使用率は２０・９％。そのうち県北は日向入郷（２９床）で１４人、延岡西臼杵（６３床）で１２人が入院。自宅療養は過去最多を更新する２７７６人、宿泊施設は宮崎市９８人、延岡市３８人、都城市３３人が療養している。入院・療養調整中は７９７人。

◆県内クラスターは８件－日向市の高齢者施設の２カ所で確認

　県と宮崎市は７日、日向市の高齢者施設２件など、県内で新たに８件のクラスターを確認したと発表した。１日の発表件数としては、２月４日発表と並び過去最多となった。

　県感染症対策室によると、日向市の高齢者施設①では、３～６日に職員３人、８０、９０代の入所者１１人の感染を確認。②では５日に、職員２人と７０～９０代の利用者３人の感染が分かった。①と②は関連する施設という。

　新富町の教育・保育施設では１４人、西都市の教育・保育施設では１１人、日南・串間圏域の県立学校では１４人の感染を確認した。

　宮崎市では、高校の部活動で９人、教育・保育施設で８人、大学の課外活動で５人の感染が分かった。

◆８日発表、６１０人以上

　県は８日午前、県内の新型コロナウイルス感染者は過去最多を更新する６１０人以上になると、発表した。詳細は８日午後、発表する。前週金曜日の１日は３９４人で、前週同じ曜日よりも増加は１３日連続。これまでの最多は６日の５８４人で、３日連続で５００人超となる。