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県北初−〃複合型〃津波避難施設

本紙掲載日:2022-04-12
3面
テープカットで完成を祝った土々呂地区複合型津波避難施設の竣工式(延岡市土々呂町)
研修などに活用される防災学習室
広々とした災害備蓄倉庫
竣工式後に屋上を見学する出席者ら

延岡市土々呂地区−伊形支所跡地に完成

◆高さ12・4メートル380人を収容可能

 延岡市土々呂町の市伊形支所跡地に建設が進められていた「土々呂地区複合型津波避難施設」が完成し、9日に現地で地区や市の関係者らが出席しての竣工(しゅんこう)式が行われた。

 完成した施設は土々呂漁港から西側へ約200メートル内陸、海抜1・8メートルの、民家や水産加工場などが立ち並ぶ地区中心部に整備。屋上の高さが12・4メートルの鉄骨鉄筋コンクリート造りで、地上階に防災学習室、空洞を挟んだ2階に備蓄倉庫を備えた、県北の津波避難施設では初の複合型を採用した。

 約190平方メートルの屋上は、これまで避難困難とされていた下洲之鼻区と茶屋区の全住民380人を収容可能で、災害備蓄が可能な箱形のベンチや太陽光発電の非常灯、コンセントなどが付属。その真下が備蓄倉庫で、シャッターや空調を備えた広々とした造りとなっている。

 また、防災学習室は可動式の壁で仕切れるフローリングの広間に、折り畳み式の長机やいすを完備。和室や、男女別と多目的型のトイレ、給湯室もあり、防災訓練や研修の充実が期待されている。今後は住民の要望を取り入れながら活用法を検討するという。

 同地域は南海トラフ巨大地震で最大14メートルの津波が地震発生から17分後に到達すると想定されており、下洲之鼻区と茶屋区は高台避難が間に合わない特定避難困難地域に該当。市は長浜町と二ツ島町の津波避難タワーに続き土々呂地区の施設を整備し、これで市内の避難困難地域は解消した。

 一方、同避難施設は2017、18年度策定の基本計画では最大級の津波に耐えられず、地震で地盤が液状化することも判明。このため、鉄筋コンクリート造りを鉄骨鉄筋コンクリート造りへと変更し、防災学習室を置く予定だった2階部分は津波を逃がす、柱と梁(はり)だけの空間とした。

 また、地盤改良した上で、地中のくいも太さを3倍以上へと強化。この結果、総工事費は当初計画より約3億7千万円増えて、6億7千万円となった。

 竣工式で土々呂地区区長会の河野時徳会長(下洲之鼻区長)は、「海に近く、南海トラフ地震や津波の心配が絶えない中、待望の施設が完成した。土々呂のシンボルになっていけば」と期待。また、「これで安心ではなく、施設を活用した訓練や防災講話などを行っていきたい。子どもたちには見学を通して土々呂のことをもっと知ってもらいたい」と力を込めた。

 読谷山洋司市長も「施設を活用して訓練も重ね、いざという時に逃げ遅れゼロを実現してほしい」とあいさつ。現在、第2次津波避難施設整備計画案を策定しているとして、今後も必要に応じて施設を追加していく考えを示した。

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