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「太陽のタマゴ」を収穫−14日、一斉解禁

本紙掲載日:2022-04-13
3面
ハウス内で熟し具合をチェックする柳田さん(延岡市石田町)

延岡市三須町の柳田さん

 延岡市三須町の農業柳田敏文さん(61)のビニールハウスで、完熟マンゴーの収穫作業が始まった。石田町にある3棟のハウス(約20アール)では約40本の果樹が実を付けており、今年は4月上旬から5月下旬までの収穫を見込んでいる。

 完熟マンゴーでも糖度15度以上、重さ350グラム以上という厳しい基準をクリアしたものを「太陽のタマゴ」といい、柳田さんはこの県のブランド果実を生産しているJA延岡管内ではだた一人の果樹農家。毎年、厳しい基準をクリ14日るものを数多く生産している。

 マンゴーは熟すると濃い紫色から明るい赤に色を変えるが、このタイミングでネットを掛けて慎重に見守るのが大切なポイント。熟した果実は自然落下するため、1日に3〜4回はハウス内を見て回り収穫を行う。

 柳田さんの「太陽のタマゴ」は、JA延岡を通じて延岡綜合地方卸売市場などに出荷しているほか、延岡市のふるさと納税の返礼品としても好評で例年約4千個を収穫。14日は県内の市場で「太陽のタマゴ」の解禁日を迎えることもあって、準備も万端だ。

 「今年はわずかに収穫が遅いようです。昨年は収量が見込みを下回ったので、挽回するようにと願って世話をしました。例年通りの量には届かないと思いますが、今年もおいしいマンゴーを届けられるように頑張っています」と柳田さん。

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