新型コロナ、県内６３５人

延岡市７７人、日向市４４人など県北１６０人−１４日

　県は、１４日に県内で６３５人が新型コロナウイルスに感染したと、１５日に発表した。県北では延岡市７７人、日向市４４人、高千穂町２３人、門川町１０人、諸塚村４人、椎葉村２人など計１６０人。県内の直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は、最多を更新する３８２・４人。病床使用率は２６・９％。累計感染者は３万３４３６人になった。

　人口１０万人当たりの新規感染者数は沖縄・佐賀県に続く３位になった。

　県北以外は、宮崎市２２４人、都城市９６人、日南市４１人、三股町２１人、小林市１８人、川南町１５人、国富町と高鍋町が各１１人、西都市１０人、えびの市と新富町が各８人、都農町３人、串間市と高原町が各２人、木城町１人。県外は鹿児島県２人、大阪府、福岡県が各１人。

　年代別は１０歳未満１１６人、１０代１０４人、２０代１０２人、３０代１０１人、４０代９５人、５０代４８人、６０代３３人、７０代２４人、８０代８人、９０代４人。

　行政検査件数は１０１０件で、医療機関の検査で判明が４７４人。既発表の感染者との接触歴ありは１９２人、感染経路調査中が４３９人、県外在住４人だった。

　延岡市７７人のうち、調査中が６８人。年代別は１０歳未満１３人、１０代１５人、２０代１３人、３０代１１人、４０代１１人、５０代７人、６０代３人、７０代３人、９０代１人。

　日向市は４４人で調査中４０人。１０歳未満９人、１０代９人、２０代８人、３０代７人、４０代３人、５０代３人、６０代１人、７０代３人、９０代１人。

　高千穂町は２３人中調査中が１５人。１０歳未満９人、１０代１人、２０代３人、４０代５人、５０代と６０代が各１人、８０代３人。

　門川町は１０人で調査中６人。１０歳未満と１０代、２０代、３０代が各１人、４０代３人、５０代と６０代、７０代が各１人。

　諸塚村は調査中が４人中３人で、１０代と３０代、４０代、６０代が各１人。椎葉村は３０代２人でいずれも調査中だった。

　大阪府４０代は日向保健所管内で感染が確認された。

　１４日時点の県内の入院（２９７床）は９人増の８０人で重症者が１人。そのうち県北は日向入郷（２９床）で１０人、延岡西臼杵（６３床）で１７人が入院。自宅療養は３５５７人、宿泊施設は宮崎市１０４人、延岡市３８人、都城市２４人が療養している。入院・療養調整中は１６２９人。


◆８０代１人が死亡

　県は１５日、新型コロナに感染し治療中だった基礎疾患がある８０代の高齢者１人の死亡を確認したと発表した。県内の死者は累計１２２人で、第６波以降で８１人になった。

　県感染症対策課によると、ワクチンは３回接種済みだったという。


◆クラスターは門川町の施設など県内５件

　県と宮崎市は１５日、門川町の高齢者施設など県内で新たなクラスター５件を確認したと発表した。

　門川町の高齢者施設では９〜１３日に、職員５人と６０〜９０代の利用者８人の感染が分かった。感染者の居住地は門川町１２人、日向市１人。

　そのほか、小林・えびの・西諸県圏域の公立学校１１人、宮崎市で会食１１人、児童福祉施設９人、教育・保育施設１２人を確認した。


◆重複で１人を欠番に

　県は１５日、１４日発表の新富町の新規感染者１人は、既発表の感染者との重複が確認されたため、欠番にすると公表した。


◆１６日発表、６５０人以上

　県は１６日午前、県内の新型コロナウイルス感染者は６５０人以上の見込みと発表した。詳細は１６日午後、発表する。前週土曜日の９日は６０９人。過去３番目の新規感染者数の見込みとなった。