新型コロナ、県内５１１人−２０日

延岡市７６人、日向市３２人など県北１２４人

　県は２１日、２０日に県内で５１１人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は延岡市７６人、日向市３２人、高千穂町１０人、門川町５人、日之影町１人の計１２４人。県内の直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は３４６・６人。病床使用率は２４・６％。累計感染者は３万６４９３人になった。

　県北以外は、宮崎市２１４人、都城市５６人、串間市２０人、日南市と三股町が各１６人、西都市１４人、都農町１１人、小林市１０人、川南町６人、えびの市と綾町、高鍋町、新富町が各４人、国富町３人、高原町２人。県外は鹿児島県２人、福岡県１人だった。

　年代別は１０歳未満７５人、１０代９０人、２０代７０人、３０代１０６人、４０代７７人、５０代４３人、６０代２２人、７０代１７人、８０代５人、９０代５人、１００歳以上１人。

　行政検査件数は７７２件で、医療機関の検査で判明が３７２人。既発表の感染者との接触歴ありは２１３人、感染経路調査中が２９８人となった。

　延岡市７６人のうち、調査中は５８人。年代別は１０歳未満１０人、１０代１４人、２０代１５人、３０代１２人、４０代１４人、５０代７人、６０代１人、７０代２人、８０代１人。

　日向市は３２人中、調査中が１４人。１０歳未満７人、１０代５人、２０代１人、３０代１０人、４０代４人、５０代１人、６０代３人、７０代１人。高千穂町は１０人中２人が調査中で、１０歳未満２人、２０代２人、３０代２人、４０代３人、７０代１人だった。

　門川町は５人中４人が調査中で、１０歳未満２人、２０代２人、５０代１人。日之影町は４０代１人で調査中となっている。福岡県在住３０代の１人は、日向保健所管内で確認され、調査中となっている。

　２０日時点の県内の入院（２９７床）は１人増の７３人。県北では日向入郷（２９床）で６人、延岡西臼杵（６３床）で１９人が入院。自宅療養は３９８５人、宿泊施設は宮崎市９３人、延岡市２２人、都城市２３人が療養している。入院・療養調整中は７２１人。


◆８０代１人が死亡

　県は２１日、新型コロナに感染し治療中だった８０代の１人が２０日に死亡したと発表した。県内の死者は累計１２４人で、第６波以降は８３人。

　県感染症対策課によると、死亡したのは８０代の基礎疾患のある高齢者で、ワクチン接種歴はなかったという。


◆県内クラスターは４件

　県と宮崎市は２０日、県内で新たに４件のクラスターを確認したと発表した。

　新たなクラスターは宮崎市の医療機関１８人、事業所６人、小林市の高齢者施設７人、都城・北諸県圏域の学校２２人。

　都城・北諸県圏域の学校は寮生活を送る学生２２人の集団感染で、学生の居住地には延岡市２人、高千穂・美郷町の１人ずつが含まれる。


◆２２日発表、４３０人以上

　県は２２日午前、新型コロナウイルス感染症の２１日の新規感染者が４３０人以上になる見込みと発表した。確定値は同日午後４時に発表する。