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藤の花の下で冥福祈る

本紙掲載日:2022-04-25
3面
延陵会館で行われた戦没者鎮魂祭
会館内のフジも見頃を迎え記念写真に収まる参列者

延岡高校同窓会第22回戦没者鎮魂祭

◆太平洋戦争で犠牲248人

 延岡高校同窓会(池上武博会長)の第22回戦没者鎮魂祭は24日、延岡市古城町の同窓会館「延陵会館」であった。役員ら15人が参列。戦争で犠牲になった248人のみたまに祈りをささげた。

 鎮魂祭は同館が完成した翌年の2000年、延岡高等女学校の同窓会藤蔭会が内藤家の家紋「下がり藤」にちなみこの時期に始めた「藤の茶会」に合わせて毎年実施してきた。15年に茶会をやめた後は、鎮魂祭のみを執り行っている。

 例年、敷地内にある鎮魂碑前で行っているが雨のため館内で行った。参列者は太平洋戦争で命を落とした旧制延岡中学の卒業生225人、延女の卒業生16人、教職員7人の冥福を祈り黙とう。池上会長=延岡高19回生=のあいさつ、延女同窓会「藤蔭会」の寺原八千代会長=延女37回生=の物故者名簿奉呈に続き、酒や茶、菓子、花束を供えた。

 塩月眞さん=旧制延岡中45回生=が特攻隊振武隊長の甲斐玉樹さん、首都防空戦闘隊長の丁博さん=共に旧制延岡中36回生=の辞世の句を献詠し、一人一人菊の花を献花して手を合わせた。

 献花後には戦争を経験した2人が、参列者を前に思いを語った。同級生2人を失った寺原さん(94)は「鎮魂碑を鎮魂のみならず平和教育につなげてもらいたい」と、将来は延岡高校の在校生も参加して開催することを希望し、「再び戦がないよう、平和教育につなげていきたい。ますます盛大に、そして後輩につなげていってほしい」と呼び掛けた。

 塩月さん(91)は、終戦直前の春に「行かなければならないという義務的な気持ち」で予科練に入隊を希望したことや、はやり病で入隊できず「戦に出ることばかりがお国のためじゃない、内地にいて勉学に励むことも大事」と医者に励まされたことを振り返り、「戦争をなくすため、今後も亡くなられた先輩たちの魂を慰める機会を続けていきたい」と話した。

【辞世の句】
[旧制延岡中36回生(1939年卒)甲斐玉樹]
錦着て帰るこの身は散る桜今日見る父母の心嬉しき

[旧制延岡中36回生(1939年卒)丁博]
雲染めて何処の空に果てむとも君守りたく天翔けるらし

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