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新海屋(北浦)が野球ボール

本紙掲載日:2022-04-25
2面
寄贈式に出席した(左から)小川社長、柳田校長、冨満支店長(22日、延岡学園高校)

宮銀の私募債活用−延岡学園へ

 海面養殖魚の加工・販売事業などを展開する延岡市北浦町の新海屋(小川祐介社長)は22日、同市大峡町の学校法人延岡学園(佐々木雅彦理事長)に野球ボール20万円分を寄贈した。同社は昨年11月に宮崎銀行の「みやぎんCSR型私募債(愛称・With)」を発行。今回、Withのサービスを活用し、同行が優遇した引受手数料を寄贈品購入費用の一部とした。

 寄贈式は延岡学園高校校長室であり、小川社長と、同社が立ち上げた社会人硬式野球チーム「新海屋ベースボールクラブ」の谷畑漱京副主将、同校の柳田光寛校長らが出席。宮崎銀行祇園町支店の冨満正哉支店長立ち会いの下、小川社長から柳田校長に目録を手渡し、続けて冨満支店長が小川社長にWith発行記念の盾を贈った。

 寄贈されたボールは、延岡学園高校野球部への硬式用20ダースと尚学館中学校野球部への軟式用8ダース。同高校野球部OBの小川社長は「約30年前に入学し、当時の野球部で過ごした日々はいい思い出。後輩たちの活躍に期待している。共に延岡の野球の発展に寄与していければ」とあいさつ。柳田校長は「野球部は全国大会出場と日本一を目標に日夜頑張っている。寄贈を励みにさらに練習に励むと思う」と謝辞を述べた。

 私募債は一定の財務水準を満たした優良企業が、直接金融による資金調達を目的に発行する社債。無担保・無保証人で長期固定金利による安定した資金調達が可能などのメリットがある。

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