新型コロナ、県内５７３人−２６日

延岡市５５人、日向市３１人など県北１０５人

　県は２７日、２６日に県内で５７３人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県北は延岡市５５人、日向市３１人、門川町１０人、高千穂町７人、美郷町２人の計１０５人。県内の直近１週間の人口１０万人当たりの新規感染者数は２８９・９人。病床使用率は１９・９％。累計感染者は３万９０７０人になった。

　県北以外は、宮崎市２４６人、都城市６９人、小林市３６人、日南市３２人、三股町２２人、高鍋町１７人、串間市９人、西都市と国富町が各７人、川南町６人、えびの市と高原町、新富町が各３人、都農町２人、綾町１人。

　県外は神奈川県、静岡県、福岡県、鹿児島県、沖縄県が各１人。

　年代別は１０歳未満１２２人、１０代１２５人、２０代５５人、３０代７８人、４０代９０人、５０代４６人、６０代１９人、７０代１８人、８０代１５人、９０代５人。

　行政検査件数は７８３件で医療機関の検査で判明が４８７人。既発表の感染者との接触歴ありは１５９人、県外在住が５人、感染経路調査中が４０９人となった。

　県北在住１０５人のうち、接触歴ありは高千穂町の６人のみ。残る９９人は調査中となっている。

　年代別は、延岡市が▽１０歳未満７人▽１０代１５人▽２０代４人▽３０代５人▽４０代１０人▽５０代８人▽６０代３人▽７０代３人。日向市が▽１０歳未満２人▽１０代６人▽２０代８人▽３０代４人▽４０代４人▽５０代４人▽６０代１人▽８０代２人。

　門川町は１０歳未満３人、４０代２人、５０代３人、７０代と８０代が１人ずつ。高千穂町は１０代２人、３０代１人、７０代１人、８０代２人、９０代１人。美郷町が５０代と６０代１人ずつ。

　２６日時点の県内の入院（３０６床）は６人減の６１人。そのうち県北は日向入郷（３０床）で１人、延岡西臼杵（７１床）で２１人が入院。自宅療養は３１２５人、宿泊施設は宮崎市６１人、延岡市２１人、都城市２８人が療養している。入院・療養調整中は７２６人。


◆高齢患者２人の死亡を確認

　県は２７日、県内で新型コロナに感染し治療中だった高齢者２人の死亡を確認したと発表した。県内の死者は累計１２９人で、第６波以降で８８人になった。

　県感染症対策課によると、死亡したのはいずれも２６日で、７０代と９０代の基礎疾患がある２人。ワクチンは未接種だったという。


◆ＢＡ・２系統が３２人

　県は２７日、これまでの感染者のうち、新たに３２人がオミクロン株ＢＡ・２系統と確定したと発表した。

　４月３日から１２日に感染が判明した陽性者の中から抽出した５１人を、県衛生環境研究所でゲノム解析。そのうちの３２人がＢＡ・２系統と確定した。


◆県内クラスターは２件

　県は２７日、県内で新たに小林市の教育・保育施設（園児１２人）、都城・北諸県圏域の学校（１０代生徒５人）のクラスターを確認したと発表した。


◆感染者１人が死亡−２８日発表、４５０人以上

　県は２８日午前、新型コロナウイルス感染症の２７日の新規感染者が４５０人以上になる見込みと発表した。また、感染症患者１人の死亡が確認されたことを明らかにした。確定値は同日午後４時に発表する。