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行方不明者・犯人捜索など−いつでも協力

本紙掲載日:2022-05-06
2面
嘱託書を交付された警察犬と指導士(4月28日、日向署)

嘱託書−警察犬7頭、指導士4人に−日向署

 日向警察署(梅原守署長)は4月28日、行方不明者の捜索などに協力を依頼する嘱託警察犬と指導士に嘱託書を交付した。嘱託期間は来年3月31日までの1年間。

 嘱託を受けた指導士は井東照博さん(73)、竹越ひかるさん(46)、戸高明さん(20)=ともに門川町=、古河光幸さん(60)=日向市=の4人。

 警察犬は、井東さん所有の4頭、高千穂署地域課の岩切昭人係長(53)、矢野康子さん(56)=日向市=、古河さん所有の各1頭の計7頭。主に行方不明者や事件の犯人などの捜索に協力する。

 7頭のうち、岩切係長所有のココロ号(ボーダーコリー、雌、6歳)は審査会と警察犬競技会の成績、出動実績が優秀であることから「指定警察犬」として嘱託した。嘱託期間は2024年3月31日までの2年間。

 交付式は同署であり、梅原署長が指導士と警察犬所有者に嘱託書を手渡し、「行方不明者捜索は人の命に関わる事案。警察としても、頼りにしています。遅い時間帯での協力依頼などあると思うが、協力よろしくお願いします」と呼び掛けた。

 井東さんは「連絡があれば、いつでも出る態勢を取っている。捜査に役立つ警察犬を地道に育てていきたい」と話した。

 同署によると、昨年の警察犬出動件数は県内で81件(行方不明者捜索76件、犯罪捜査5件)。うち9件が同署管内での出動で、すべて行方不明者の捜索だったという。

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