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▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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記者が体験・西都原考古博物館
◆上空から一目瞭然内部にも入れる
目の前に広がる空間に自分がいるかのような疑似体験ができるVR(仮想現実)。専用のゴーグルを装着するだけで、場所を問わずシュノーケリングやバンジージャンプなどを実際に体験したようなリアルさを味わうことができる。
西都市三宅の県立西都原考古博物館では、周りに広がる西都原古墳群をVRで学ぶことができる。記者(24)が体験してみた。
同館は、県内の出土品を中心に考古資料を数多く展示している。VRは「古墳の魅力を新しい形で発信したい」と、昨年4月に導入された。VRを通じて古墳の知識を身に付けた後、実際に古墳を見物することで、より理解を深めてもらうことが目的という。
体験は、コンテンツ型とストーリー型の2種類がある。記者は両方を体験することにした。事前に職員から「VRゴーグルに表示されている目線の先にあるカーソルで選択する」、「気分が悪くなったら手を挙げる」などの注意事項を聞いた後、VRゴーグルを装着した。
目の前に現れたのは、言語設定のスタート画面。後方には、西都原古墳群を上空から見下ろした広大な景色が広がっている。足元を見ると小さくなった古墳が点々と見え、自分が空を飛んでいるかのような不思議な感覚に陥った。同時に、高所が苦手な記者にとっては少しひやりとする光景でもあった。
コンテンツ型は、四つのコースから興味のあるものを選択できる。コースは「4号地下式横穴墓」、「男狭穂(おさほ)塚古墳・女狭穂(めさほ)塚古墳」、「西都原考古博物館の歩んだ道」、古墳群の散策を楽しむための「オススメコース」があり、いずれも音声解説付き。ゴーグルの利用時間は20分以内だが、すべてのコースを時間内に視聴できる。
VRでは、点在する古墳の位置を上空から見て、地上では分からない古墳の数の多さを確認したり、他の古墳との大きさを比較したりできる。想像した以上に小さいものから大きいものまであり、それぞれに埋葬された人の地位や権力を感じることもできた。
特に男狭穂塚古墳と女狭穂塚古墳は、上空から見ると、周囲の古墳と比べてひときわ大きいことが一目瞭然だった。2基とも、宮内庁が管理する陵墓参考地(天皇や皇族が埋葬された可能性があるが、特定する資料がない墳墓)に指定されており、原則として立ち入ることはできない。VR体験後、2基の周辺に行ってみると、古墳の周りは柵で囲われており、立ち入り禁止の看板も設置されていた。さらに木や草が生い茂り、古墳があるようには見えなかった。VRでは、2基の形をCG(コンピューターグラフィックス)で分かりやすく解説しているので、VRで学んでから実際に足を運ぶ、この順序がいいようだ。
「オススメコース」では、実際に歩いた時に30、60、90分で古墳巡りができる道順を、タイムラプス(多くの写真をつなぎ合わせたこま送り動画)で案内している。周囲360度を見渡すことができるので、移動中の周りの景色を確認することもできる。体験後に散策する場合の参考になる。
ストーリー型は、西都原古墳群にある古墳の歴史や構造などを7分程度に短くまとめたもので1種類。コンテンツ型と同じ内容も含まれる。VRゴーグルを装着せずにスクリーンでも視聴できる。VR体験は中学生以上に限られているので、小学生以下や乗り物酔いしやすい人、気軽に見たい人は、スクリーンでの視聴がお勧めだ。
コンテンツ型とストーリー型をすべて体験して30分未満。西都原古墳群や古墳について改めて学ぶことができた。記者がVR体験をしたのは2回目だが、1回目と同じく、普段は味わえない、新鮮で面白い体験ができた。読者の皆さんもぜひ体験してみてほしい。
◆西都原考古博物館のVR体験コーナー・15日まで利用休止
※新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、県内では現在、「医療緊急警報」が発令されていることから、西都原考古博物館のVR体験コーナーは利用休止となっている。休止期間は、同警報と同じ15日まで。