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架空請求詐欺−PCがウイルスに感染

本紙掲載日:2022-05-18
3面

延岡の60代男性−15万円被害

 延岡市内の60代男性が16日、パソコン(PC)のウイルス感染を名目に現金15万円分の電子マネーをだまし取られる架空料金請求詐欺の被害が発生したとして、延岡署は注意を呼び掛けている。

 同署生活安全課によると、男性が自宅のPCでインターネットを利用中、画面に突然、「PCがウイルスに感染している」と警告文が表示された。復旧用のサポート電話として番号が記載されていたため男性が電話したところ、応対した男から修理代金と保証代金を5万円分の電子マネーで支払うよう要求されたという。

 男性は指示に従い、コンビニエンスストアでプリペイドカードを購入の上、PC画面に表示された入力画面に電子マネーの使用権となるカード番号を入力。相手から追加で10万円分の支払いを求められたため同様の手続きをしてしまったという。

 インターネットを利用中にウイルス感染の警告画面が表示されたり警告音が鳴りやまなくなるのは、復旧代金を名目とした架空請求詐欺の典型的手口だが、県内では今年に入ってからも被害が散発している。

 実際には機器の異常ではないため同署は、対処できない場合などには「画面の電話番号には絶対に連絡せず、最寄りの警察署や交番・駐在所、または警察安全相談電話(♯9110)に相談を」と呼び掛けている。

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