自衛官募集−啓発・広報に協力

相談員に委嘱状・日向８人、延岡１３人

　自衛官募集の案内や啓発活動などを担う自衛官募集相談員の委嘱状交付式は１９、２０日、日向市と延岡市であり、これから２年間、相談員として活動する日向市８人、延岡市１３人を委嘱した。

◆入隊希望者の情報提供などに協力を−日向市

　１９日に日向市役所であった交付式には、８人のうち６人が出席。十屋市長が、自衛隊宮崎地方協力本部の石原信也本部長との連名による委嘱状を手渡した。

　十屋市長は「長い方は４０年以上も務めていただき、改めて感謝と敬意を表したい。今後の活躍に期待します」と激励。石原本部長は「募集活動の環境づくり、入隊希望者の情報提供、募集活動の支援など、それぞれに応じた形で協力してほしい」と呼び掛けた。

委嘱を受けたのは次の人たち（敬称略）。

　本田順継（富高）図師清次（美々津町）落合章（亀崎西）大野絹代（日知屋）酒井満也（財光寺）安岡秀記（富高）黒木正一（東郷町）小田加奈子（原町）

◆国民にとって必要な尊い仕事−延岡市

　２０日には延岡市役所で交付式があり、１３人のうち８人が出席。読谷山洋司市長と石原本部長の連名による委嘱状を受け取った。

　読谷山市長は「国と命を守ることの大切さを国民がより感じている。自衛隊は国民にとって必要な尊い仕事」とあいさつ。同本部延岡出張所の小田裕二所長が石原本部長のあいさつを代読し、「わが国の防衛について深い理解の下、お力添えをお願いしたい」と激励した。

委嘱を受けたのは次の人たち（敬称略、かっこ内は担当中学校区）。

　笠村正幸（岡富）内田二紀夫（南）松田龍彦（恒富）甲斐雅則（岡富）上杉泰洋（土々呂）木村隆次（北浦）児玉昭次（北川）黒田幸喜（延岡）佐藤順一（南方）並木美玲（土々呂）島山文明（北方学園）曳田三広（東海）濱方康広（黒岩）

◆自衛官募集相談員

　各自治体の首長と自衛隊地方協力本部長の連名で委嘱。地方自治法と自衛隊法に規定する「自衛官および自衛官候補生の募集事務」の一環として、自衛官志願者への情報提供、自衛隊地方協力本部が実施する募集に関するさまざまな広報活動などに協力する。

　具体的には、イベントでの募集パンフレットの配布、自衛隊の高等工科学校生徒募集の中学校への案内、地区の集会などでの募集案内・啓発といった活動を担っている。