使命は食中毒をなくすこと

延岡地区食品衛生協会２２年度通常代議員総会

◆功労者・優良施設を表彰

　延岡地区食品衛生協会（高田重幸会長）の２０２２年度通常代議員総会は２５日、延岡市社会教育センターであり、今年度事業計画などの各議案を原案通り承認した。

　開会に際し、高田会長は「私たち協会の一番大切な使命は食中毒をなくすこと」として、昨年６月からすべての食品等事業で義務付けられた国際的な衛生管理基準のＨＡＣＣＰ（ハサップ）を順守するよう要請。「コロナ禍で大変だと思うが、まずは（順守事項の）実行と管理記録をお願いします」と呼び掛けた。

　この後、延岡保健所の救仁郷修所長と高田会長が、食品衛生功労者と食品衛生優良施設をそれぞれ表彰。被表彰者を代表して貝山秀一さん（バー貝山）が感謝を述べ、「受賞を契機として、さらに新しい心意気を持って食品衛生の推進に尽力していきたい」と力を込めた。

　救仁郷所長らのあいさつに続く議事では、昨年度事業・決算などを報告後、「手洗いマイスター」による手洗い教室の実施やハサップ導入の推進、消費者保護や経営安定に向けた「あんしんフード君」の加入促進などを盛り込んだ新年度事業計画案と予算案を承認。役員改選もあり、高田会長らを再任した。

　被表彰者・施設は次の通り。

【延岡保健所長表彰】食品衛生功労者＝貝山秀一（飲食店営業）池田憲治（同）▽食品衛生優良施設＝居酒屋讃岐処一期屋（同）旬食亭うつのみ家（同）

【延岡地区食品衛生協会長表彰】食品衛生功労者＝平野竜司（飲食店営業）中村泰報（販売業）▽食品衛生優良施設＝中国酒菜杉山（飲食店営業）チャイニーズレストラン史（同）ボン・ピアット（同）