コロナに負けるな！第４弾元気クーポン券

２日間、市役所の限定販売に長い列-日向市

◆３０日から４カ所で販売

　コロナ禍で落ち込む消費喚起、地域経済の活性化を目的とした日向市の「コロナに負けるな！元気クーポン券」の販売が２８日から始まった。プレミアム率３０％で、額面６５００円の商品券を１セット５０００円で購入できることから、２８、２９日限定の会場となった市役所には長蛇の列ができた。海の駅ほそしまは３１日まで、まちの駅とみたか物産館、道の駅日向、道の駅とうごうは完売するまで販売する。いずれも先着５０００セット。

　販売初日と、２９日の会場となった市役所には、午前６時ごろから並ぶ人がいるなど、販売開始前から多くの市民が集まった。市は、混雑を回避するため、当初は午前１０時だった販売開始時間を急きょ３０分繰り上げて開場。市職員らが庁舎外で本人確認をしたり、会場整理、前回より販売窓口を増やすなどして対応したが、最長で約４０分の待ち時間ができるなど長い列が庁舎の周りを囲んだ。

　市によると、２日間の販売予定数２万セットは完売したという。会場を視察した十屋幸平市長は「物価の高騰もあり、暮らしの支えに利用してほしい。地域の商店で有効に活用してもらえれば」と話した。

◇海の駅ほそしまは３１日まで

　第４弾となる元気クーポン券は市内のまちの駅、道の駅などで販売中。
市内の飲食や宿泊、タクシー、サービス業など幅広く利用できる。同クーポンは１セット５０００円で、５００円券の１３枚つづり（６５００円分）。１３枚のうち、６枚は取扱利用店として登録された店舗で利用できる共通券、７枚は取扱利用店として登録された店舗のうち、市内に本社がある店舗で利用できる地域券に色分けされている。

　発行数は４万セット（発行額面２億６０００万円）。購入対象者は同市民で、１世帯４セット（２万円分）まで購入できる。利用期限は２８日から１０月３１日まで。購入には、世帯宛てに郵送した「購入引換はがき」と、運転免許証や健康保険証など「購入する人の名前が確認できる身分証明書」が必要。

　利用可能店舗は、市内の約４５０店舗。クーポンの購入時に、店舗を掲載したチラシを配布する。問い合わせは、市観光協会（電話日向５５・０２３５）、または市商工港湾課（電話日向６６・１０２５）。

　販売日時、場所、予定数は次のとおり

【３１日】海の駅ほそしま＝午前９時〜午後４時、先着５０００セット
【３０日から完売まで】まちの駅とみたか物産館、午前９時３０分〜午後５時３０分▽道の駅日向、午前９時〜午後４時▽道の駅とうごう、同。いずれも先着各５０００セット。