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延岡のヒト・モノ・コトを知る

本紙掲載日:2022-06-06
6面

史談会会長らが1年生に講話−岡富中

 延岡市立岡富中学校(三樹浩二校長、333人)は3日、1年生約100人を対象に、ふるさと教育推進事業「子どもたちに伝えたいこと」の講話を行った。

 生徒たちが地元の「ヒト・モノ・コト」について知り、誇りを持つことが目的。講師として延岡史談会の甲斐典明会長、ミツワハガネの甲斐千尋代表取締役会長、NPO法人のべおか市民力市場の福田政憲事務局長が来校した。

 このうち、甲斐典明会長は「延岡を創り・育て・発展させた4人の『のべおかのヒト』」と題して話した。4人は「城下町延岡の創建者」の高橋元種、「城下町延岡の完成者」の有馬康純、「延岡中興の父」の内藤政擧、「延岡新興の母」の野口遵。高橋元種が縣(あがた)城=延岡城=を築いたこと、内藤政擧の鉱山・電力・教育事業など、4人の偉績を丁寧に解説した。生徒はうなずきながらメモを取って延岡の歴史に対する理解を深めていた。

 また、その時代の町の風景を描いた絵図をスクリーンに映して延岡が発展する様子を説明し、甲斐典明会長は「(4人は)私たちが今暮らしている延岡をつくってくれた、発展させた恩人」と話した。

 甲斐愛さん(13)は「延岡について事前に調べていたが、それ以上の知識を教えてもらった。貴重な話だった」と話していた。

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