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東臼杵地域代表に6頭−8月の県代表決定審査会へ

本紙掲載日:2022-06-08
3面
東臼杵地域の代表牛を選んだ検査会

全国共進会は10月、鹿児島

 第12回全国和牛能力共進会(10月、鹿児島県)の地区予選となる東臼杵地域代表牛決定検査会が7日、延岡市櫛津町の東臼杵郡市畜連で行われ、8月の県代表牛決定検査会(小林市)に出場する6頭が決まった。

 5月30日から南那珂地域で始まり、県北では8日に西臼杵地域で行われた。東臼杵郡市畜連では県北の4市町村から全共出品9区分のうち−、3区(若雌の2)▽6区(総合評価群)▽4区(繁殖雌牛群)−の3区分に13頭が出場した。なお、6区に出場した4頭は3区にも重複エントリーした。

 公益社団法人全国和牛登録協会宮崎県支部の職員らが体格や栄養度を測定し、1頭ずつ立ち姿や歩き方などを念入りに審査した。

 その結果、3区と6区の代表牛6頭が決定(4区は該当なし)。このうち、3区と6区で2頭が選ばれた延岡市石田町の織田直行さん(39)は「今年は全共に向けて早くから仕上げてきた。県代表になれるよう頑張りたい」と抱負を話した。

 閉会式では同畜連の楠田富雄代表理事(JA延岡組合長)が出品者と関係者に謝辞を述べたほか、県農林水産部の三浦博幸畜産新生推進局長が祝辞。全国和牛登録協会宮崎県支部の長友明博局長、同支部の鹿子一彦業務部長が審査を総括した。

 このうち鹿子部長は「出品の13頭は、非常に手入れされていました。代表に選ばれた方は、これまでに出品された方の分も気持ちを一つに、県代表の切符を勝ち取ることが、ライバルや関係者、チーム東臼杵全体を活気づけることになります。まずは県の代表になることが先決。最高の状態で本番に臨んでください」と講評した。

 全共は和牛の改良成果や優秀性を競う5年に1度の全国大会で〃和牛のオリンピック〃とも呼ばれる。宮崎県代表は第9回(鳥取)、10回(長崎)、11回(宮城)と3大会連続で内閣総理大臣賞を受賞。今年は12回大会の栄冠をうかがう県代表牛の座を目指して県内7地域でしのぎを削っている。県検査会に出場する代表牛と出品者は次の通り(なお、なつみは3区と6区で東臼杵の代表に選ばれた)。

【3区(若雌の2)】みほのふじ(織田直行・延岡市石田町)▽なつみ(井本隆義・同市北川町)

【6区(総合評価群)】えみり(中田昭敏・美郷町南郷)▽なつみ(井本隆義・延岡市北川町)▽みつふじ(織田直行・同市石田町)▽しいば666(尾前牧場・椎葉村)

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