時告げる城山の鐘に感謝
本紙掲載日：2022-06-10
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８代目鐘守−日�發気麌弸覆鬚佑�らう
◆６月１０日、時の記念日
１４０年以上もの間、延岡のまちに時を告げ続ける城山の鐘に感謝する「城山鐘まつり」が１０日、「時の記念日」に合わせて開かれた。延岡観光協会や市商工観光文化部などが出席。８代目鐘守の日�盥�彦さん（５７）、真理子さん（５２）夫妻の労をねぎらった。
鐘まつりは午前１０時の鐘に合わせて開会。日�發気麌徂悗�鐘を力強く突くと、市内中心部には郷土の歴史を感じさせる重厚な鐘の音が広がった。
主催者を代表して同協会の谷平興二代表理事は、日�發気麌徂悗砲佑�らいの言葉を掛け「城山の時告ぐる鐘の音が、愛してやまない故郷延岡のコロナウイルスからの復活の時告ぐる鐘の音になりますよう」とあいさつ。
わか葉幼稚園とかわなか保育園の園児４４人が「とけいのうた」を歌い、「いつも鐘を突いてくれてありがとうございます」と感謝を伝え、かわなか保育園の長野愛海さん（６）、わか葉幼稚園の山下鈴華さん（５）が代表して日�發気麌徂悗鵬崑�を贈った。
康彦さんは「観光客が気持ちよく過ごせるよう園内清掃に努めながら、今後も気を引き締めながら精進して鐘を突いていきたい」と語った。
城山の鐘は１８７８（明治１１）年から時を告げ、現在は１日６回（午前６時、同８時、同１０時、正午、午後３時、同５時）突かれている。鐘まつりは１９４１（昭和１６）年から始まり、日�發気麌弸覆錬横娃隠掘癖神�２９）年から８代目鐘守を務めている。
□城山の鐘
延岡市史編さん委員会編集「延岡市史下巻」によると、１８７８（明治１１）年から１９６３（昭和３８）年まで時報鐘として市民に親しまれてきた初代・城山の鐘は１６５６（明暦２）年に当時の延岡藩主・有馬康純が、今山八幡宮に寄進したもの。延岡地方最古の和鐘であり、「県（あがた）」という地名が「延岡」に変わった年代が分かる貴重な資料として現在は、内藤記念館に保存されている。