大規模災害時、道路機能の早期確保へ
本紙掲載日：2022-06-10
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ＰＣ協会、橋梁建設協会と協定−県
県はプレストレスト・コンクリート（ＰＣ）建設業協会九州支部（油田康生支部長）と日本橋梁（きょうりょう）建設協会（�眦掴舵Р馗后砲裡加賃里函�大規模災害時の支援活動に関する協定を結んだ。２３日、県庁でそれぞれ締結式があり、河野知事と団体の代表が協定書に押印した。
協定は大規模災害が発生した際の道路機能の早期確保が目的。特に橋梁は交通や物流をつなぐ重要インフラであり、大規模地震や風水害の後の強度診断や被害の有無の判断、復旧方法などには専門的な知見と経験が必要なことから、協力を求めた。
ＰＣ建設業協会（全国３３社、九州支部１４社）は鉄筋コンクリートを上回る強度を持つプレストＰＣ製の橋、日本橋梁建設協会（全国３１社）は鋼製の橋に関し、多くの施工実績と専門的な高い技術と知見を備えている。
協定書によると、県災害対策本部が設置される大規模災害が発生した際は、支援活動として�仝�が管理する橋の被害情報の収集と報告��被災した橋の応急対応や災害復旧のための技術的助言と提案�８�が緊急に行う必要があると認める資機材の調整を行う。
県が締結する災害時の応援協定で、ＰＣ橋梁と鋼橋それぞれに特化した協定は今回が初めて。両協会は熊本地震などの災害で、被災した数多くの橋の安全性に関する調査報告を行い、復旧工法の技術的な助言などを行っているという。
締結式で河野知事は「専門的な技術、知見を有する協会と協定を取りまとめ、万一に備えた取り組みが強化できるのは心強い。県民の安全安心に力添えをお願いしたい」とあいさつ。油田支部長は「万一、大規模災害が発生した際には迅速に対応したい」、�眦腸馗垢蓮嶌匈欧�発生した場合は蓄えた協会の力を結集して支援したい」と話していた。