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命名「康芝園ふれあい桜の広場」

本紙掲載日:2022-06-11
3面
森口会長からお礼の品を受け取る茂夢音さん
康芝園ふれあい桜の広場

旭中生に募集−名称決定で感謝

 延岡市の富美山地区区長連合会(森口正輝会長)が近くの旭中学校(石川優子校長、234人)の生徒から募集していた河川敷広場の名称が、「康芝園ふれあい桜の広場」に決まった。森口会長らがこのほど、同校を訪れて、生徒たちに感謝を伝えた。

 河川敷広場は校区内の康芝園野球場(富美山町)東側の祝子川に面し、ウオーキングや散歩などで地域の人たちに親しまれている憩いの場。100本近い桜の木も植栽され、春には花見客も多く訪れるという。

 同校では、年間を通して富美山地区が実施している広場の除草活動に希望生徒がボランティアで参加。共同作業を通じて地域の大人たちと交流を深めている。

 一方、広場には決まった名称がなかったため、生徒たちが「名前を付けることで愛着を深めてもらいたい」と区長連合会に命名を提案。それを受けて同区長連合会が生徒に募集を呼び掛けたという。

 応募は96通あり、数が多かった「ふれあい」と「さくら(桜)」を組み合わせて「康芝園ふれあい桜の広場」に決定した。

 「自分たちは昔から康芝園を知っているので、名称を付けるという発想がなかった」と森口会長。同校生徒会長の茂夢音(みゅうと)さん(14)は「名前にもあるように、子どもから大人までみんなが仲良く触れ合える場所になってほしい」と話した。

 今後はもっと地域に愛着を持ってもらうため、河川敷付近に今回決定した名称の看板設置を検討。夏休みには広場に設置する椅子の製作も予定しているという。

 森口会長はお礼に際して旭中生に向け、「生徒の皆さんが知らないことを大人の人たちはたくさん知っていると思うので、草刈りだけでなく、地域へ〃登校〃して交流してほしい。そうすれば地域も盛り上がるし元気になる。ぜひ一緒に汗を流しましょう」と呼び掛けた。

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