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コノハナロードに綿の苗植え

本紙掲載日:2022-06-16
6面
武田さんから説明を受けるコットン・恒富OB協力隊のメンバー
コットンの苗を植える西階中の1年生

秋の収穫楽しみに活動

 コノハナロードの愛称で親しまれている延岡市野地町の五ケ瀬川右岸堤防で、12日にコットン・恒富OB協力隊(田中公宜代表、45人)、翌13日に西階中学校(城戸勇司校長、313人)の1年生がコットン(綿)の苗を植えた。両日ともNPO法人コノハナロード延岡市民応援隊(松田庄司代表、61人)の会員らが参加して一緒に作業を行った。コットンは10月ごろに収穫予定という。


◆丁寧に一本ずつ苗植え−コットン・恒富OB協力隊

 12日は、昨年12月に「旭化成恒富OB会」のメンバーで結成したコットン・恒富OB協力隊とコノハナロード延岡市民応援隊約40人が活動。応援隊コットンロードプロジェクトリーダーの武田弘子さん(81)が「これからも力を合わせて綿や花を育て、草刈りなど地域に貢献をしていきたい」とあいさつ。

 参加者は苗の植え方や支柱の立て方などの説明を受けると、早速、軍手をはめて作業に取り掛かった。用意した苗は、武田さんと応援隊会員の持原タツエさんが種から育てた500ポット。長さ130メートルの花壇に50センチ間隔で開けられた穴に一つ一つ丁寧に植えた後、高さ120センチの支柱にひもで結び付けた。

 両隊の計12人が10日に、マルチシートに穴を開けていたため、スムーズに作業が進み、活動は約40分で終了した。参加した協力隊の長嶋芳郎さん(78)は「種を植えて苗を育てるまでが大変。コットンが収穫できるまで夏場の管理や台風をいかに乗り切るかが大切」と話した。


◆思い込めて楽しく活動−西階中1年生

 13日は、西階中学校の1年生約100人がコノハナロード延岡市民応援隊の会員およそ10人と活動。武田さんから「ポットから苗を出して、シャベルでポットくらいの深さに掘った穴に植えて」と説明を受けた後、会員の助言も受けながら約200株の苗を花壇に植え付けた。

 その後、苗が強風でも倒れないよう、男子生徒は竹の支柱を金づちでたたいて差し込み、女子生徒は支柱に苗をビニールテープで結び付けた。

 作業終了後、武田さんは「夏休みになったら、自由研究で観察しに来てください」と呼び掛け。橋倉穂花さん(12)は「ポットから苗を取り出すのが難しかったが、楽しく植えることができた。元気できれいに咲いた花からコットンになってほしい」と話した。

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