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栗田先生を悼む

本紙掲載日:2022-06-30
3面
栗田先生の肖像画に献花する生徒(29日、延岡中学校)
栗田彰子先生之碑前で手を合わせる生徒
栗田先生の肖像画

延岡大空襲−消火作業中に焼夷弾が直撃

◆延岡中生、平和を考える−遺族らと慰霊祭

 77年前の1945年6月29日未明の延岡大空襲の際、延焼した校舎の消火活動中に焼夷(い)弾の直撃を受けて亡くなった栗田彰子先生の慰霊祭が29日、延岡中学校(粟田茂樹校長、292人)であった。体育館に設けた祭壇に生徒代表や遺族らが花をささげ、玄関前の慰霊碑にも手を合せて栗田先生をしのび、平和と戦争について考えた。

 新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小して実施。体育館に生徒会役員と各クラスの中央委員会の生徒、遺族、教職員が参列、他の生徒は各教室からリモートで参加した。

 粟田校長が「現在も海外では戦争が続いている。幸運なことに私たちの日本は、77年間、他の国と戦争せず平和が保たれている。命や平和の大切さを考える日にしていきたい」とあいさつ。全員で黙とうをささげた。

 生徒代表の工藤理沙さん(14)は「戦争が終わりを告げてから77年目の夏を迎えました。6月は全校生徒が平和の尊さや戦争の愚かさについて深く学び、決意を新たにする月です。私たちは、日本語学校の教師になりたいという夢を持ちながら、戦争という悲劇により77年前のきょう、25歳の若さで亡くなられた栗田彰子先生や延岡大空襲の犠牲になった方をしのび、平和への誓いを新たにします」と強く決意を述べた。

 来賓として出席した栗田先生のいとこの長男に当たる白石智さん(65)=宮崎市=は慰霊祭を続ける同校に感謝を述べ、「世界中で戦争が起こっており、今年ほど平和について深く考える年はないと思う。みんなが互いを理解し分かち合うことで平和の礎が築かれれば。彰子先生の道半ばでかなえられなかった夢を生徒の皆さん各自が夢に向かって努力していただきたい」と願った。

 栗田先生の弟で現在カナダのトロントに住む栗田ロイさん(96)とピーターさん(95)のメッセージを親戚である荒武千穂さん(63)が代読。この後、遺族や粟田校長、生徒会役員、生徒代表が栗田先生の肖像画に花を手向けた。

 栗田さんは1919年、カナダのバンクーバー市生まれ。日本語学校の教員になるため37年に来日し、延岡市にある母親の実家に身を寄せて延岡高等女学校専攻科、宮崎女子師範学校(現宮崎大)を卒業。41年、延岡市安賀多国民学校(現延岡中)の訓導(現在の教諭)となった。空襲で燃えた校舎の消火活動をしていたところ、頭部に焼夷弾が直撃し殉職した。

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