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ウクライナ支援−避難民の子どもたちへ

本紙掲載日:2022-07-02
2面
商品券の贈呈式に出席した「こども・笑顔創出プロジェクト」の弓野専務理事(右から2人目)ら

こども・笑顔創造プロジェクト−延岡市通じて商品券

 自然災害に遭った子どもの支援に取り組む一般社団法人「こども・笑顔創出プロジェクト」(東京都、野島威代表理事)は27日、ロシアによる侵攻を受けてドイツに滞在しているウクライナ避難民の子どもたちに、延岡市を通じて商品券を寄付した。

 同プロジェクトは、東日本大震災の発生を受けて、玩具業界が2013年から被災地の子どもたちにクリスマスプレゼントを贈る支援からスタート。16年に一般社団法人化して活動を拡大、推進している。今回の寄付は、延岡市や延岡商工会議所などが今年5月31日に立ち上げた、ウクライナ避難民の子どもたちを支援する実行委員会(会長・赤須晃治延岡共立病院長)の呼び掛けに応じた社会貢献活動の一環。

 贈呈式は延岡市役所であり、同プロジェクトの弓野淳一専務理事から読谷山洋司市長に、加盟店舗でおもちゃ購入などに使える「こども商品券」20万円分が手渡された。弓野専務理事は「(ウクライナの子どもたちへの)支援の機会を頂けたことは大変光栄」と話し、読谷山市長は「趣旨への賛同に感謝しています」と謝辞を述べた。

 市によると、受付期間中(6月1〜24日)の寄付は計45件。このうち同プロジェクトからは実行委発足の翌日に申し出があったという。

 こども商品券は、延岡市と交流関係にあり、ウクライナ避難民を受け入れているドイツ西部ボトロップ市の希望に沿った遊具類の購入に充てられる。遊具類を含めたすべての寄付品は7月上旬、延岡市が費用を負担してボトロップ市に送付する予定。

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