市町村長へ総理メッセージ

本紙掲載日：2022-07-07

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読谷山市長に岸田総理のメッセージを手渡す松﨑会長

総理大臣メッセージを読み上げる日向地区保護司会の黒木会長（中央）

社会を明るくする運動－県北３地区保護司会が伝達

　今月は法務省が主唱する「『社会を明るくする運動』強調月間」。これに合わせ県北３地区の保護司会は５日までに、市役所や町村役場に首長を訪ね、犯罪や非行の防止、更生した人を受け入れる包摂的な社会の実現を訴える岸田文雄内閣総理大臣のメッセージを伝達した。同運動はすべての国民が犯罪、非行の防止、過ちを犯した人の立ち直りについて理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築こうとする全国的な運動。１９５１年から始まり、今年で７２回目を迎えた。

◆法改正による１８、１９歳の更生保護事業も－延岡地区保護司会

　延岡市への伝達式は５日、市役所で行われ、延岡地区保護司会の松﨑哲也会長ら役員６人が訪問。代表で松﨑会長がメッセージを読み上げ、読谷山洋司市長に手渡した。

　これを受け読谷山市長は、保護司会の日頃の活動に謝意を示し「生活支援や、新たなチャレンジの機会創出、市民の意識づくりという面で、市としてもまだまだ取り組むべきことはあると考えている。保護司会の皆さまのご意見、ご指導を賜りながら包摂的な社会の実現に取り組んでいきたい」と述べた。

　松﨑会長は「コロナ禍での活動、法改正による１８、１９歳の更生保護事業も含めて、行政の方々には今後もご理解とご協力をお願いしたい」と改めて呼び掛けた。

　また、延岡地区保護司会門川支部（吉田博之支部長）などは４日、門川町役場を訪れ、山室浩二町長にメッセージを伝達した。

◆立ち直りなど「地域で支える活動を」－日向地区保護司会

　日向地区保護司会（黒木久典会長）は１日、日向市、美郷町、諸塚村、椎葉村の市役所と町村役場を訪れ、各首長にメッセージを伝達した。

　このうち日向市への伝達式は市役所であり、黒木会長、落合千里副会長、黒木耕作副会長、日向支部の谷山ヒトミ支部長らが訪問。黒木会長からメッセージを受け取った十屋幸平市長は、同会の日頃の活動に感謝し「市民の意識啓発を図り、社会全体で再犯防止に取り組んでいく。今後も連携を深め、明るく安心、安全なまちづくりに努めていきたい」と語った。

　黒木会長は「近年、犯罪件数は減少しているが、再犯件数は増加している。市の地域福祉計画に再犯防止に対する取り組みを盛り込んでもらい、再犯防止、立ち直りなど地域で支える活動を推進していきたい」と話した。

　同日は高千穂町、日之影町、五ケ瀬町への伝達式もあり、高千穂地区保護司会（谷川秀憲会長）が各町役場を訪れ、首長にメッセージを伝えた。