宿泊研修で仲深める

のべおか子どもインリーダークラブ

　子ども会のリーダーとなる児童を育てる、のべおか子どもインリーダークラブの「第２回研修会〜むかばき宿泊研修」が６月１８、１９日に、延岡市行縢町のむかばき青少年自然の家で行われた。１５人のインリーダーは１泊２日でさまざまなワークショップを体験。自然と触れ合いながら、仲を深めた。

　初日に行われた入所式で、同自然の家の宮田靖所長は「充実した活動にするためにも、ルールや決まりをしっかりと守って、けが無く研修を終えてほしい」とあいさつした。職員によるシーツの畳み方、食堂の使い方などの指導があり、土々呂小５年、重黒木智哉さんは「あいさつを頑張って、新しい友達をたくさんつくりたい」と期待に胸をふくらませた。

　昼は、イラストを見てどこに危険が潜んでいるかを話し合う「危険予知トレーニング」、劇、踊りを班ごとに作って発表する「スタンツ」などがあった。夜は野外でカレー作り、キャンプファイアなどを楽しんだ。

　２日目は、館内に設置されたさまざまな課題を、各班で協力して解決する「館内イニシアチブゲーム」、周辺のごみを拾う奉仕活動などを行った。

　同クラブは、子ども会活動に必要な知識と技術を身に付け、集団活動の中で自ら考え、行動できるリーダーを養成することを目的としている。来年２月まで毎月１回の活動を行う予定。

　研修を終え、市教育委員会社会教育課青少年家庭教育係の上杉さやかさんは「入所式ではみんな緊張していた様子だったが、１泊２日で表情がりりしく成長し、絆も深まったように思う」と振り返り、「指示も通りやすくなり、今後活動していく上でも、大切な研修になった」と総括した。