わかやま３が優等１席

本紙掲載日：2022-07-13

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尾前亨昭さん・妻のケイ子さんと雌牛の部優等１席の「わかやま３」

東臼杵郡市畜連７月期子牛共進会

◆団体は１位は椎葉

　東臼杵郡市畜連（藤本隆康代表理事）の令和４年７月期子牛郡共進会は８日、延岡市櫛津町の延岡家畜市場で行われ、雌牛の部で尾前亨昭さん＝椎葉村＝の「わかやま３」が優等１席に輝いた。団体成績は椎葉が２０・３点で１位、調教賞は黒木文敏さん（北方町）に贈られた。

　コロナ禍を受けて、３月期と５月期の共進会が中止されたため、半年ぶりの開催。この日は２３頭が出場して生育具合や立ち姿や肩幅、骨格の絞まり、毛づやなどが厳しく審査された。

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　雌牛の部チャンピオンの「わかやま３」は、父は耕富士、母はぼくすい１１９、母の父は秀菊安の血統で日齢は２５８日。畜産歴３６年という尾前さんにとっては初の王座獲得で、一緒に出品した「さくらこ２」も優等４席に入る好成績を収めた。「久しぶりの優等入賞で、さらに首席は初めてなのでうれしいですね」と目を細めた。

　妻ケイ子さんと共に椎葉村不土野で親牛１７頭、子牛１５頭を育てる。「わかやま３」は生後３カ月ごろまでは風邪をひいたこともあったというが、その後の成育は順調。「風邪をひいて、餌の食いが落ちたこともあったので、体調を気に掛けながら育てました」と振り返る。

　子牛の競り値が下がっていることに触れながら、「これからも付加価値の高い、買った人が喜んでくれる牛をつくっていきたいですね」と意欲をみせていた。

【雌牛の部】
優等１席＝尾前亨昭（椎葉）▽２席＝高橋宗三（門川）▽３席＝田中裕治（諸塚）▽４席＝尾前亨昭（椎葉）▽５席＝盛武幸博（北川）▽６席＝椎葉文吉（椎葉）▽７席＝江野村陽子（南郷）
▽１等＝甲斐春三（諸塚）治久丸新一（北川）藤島文彦（西郷）黒木太樹（美々津）甲斐誠一（北郷）黒木務（美々津）田野敏広（南郷）延岡農協繁殖実証農場（延岡）
▽２等＝小谷喜美雄（延岡）福永雄（東郷）水永忠（門川）溝口秀樹（岩脇）黒木真（美々津）黒木文敏（北方）織田直行（延岡）畜産振興センター（諸塚）

▽団体成績
①椎葉村２０・３点②美郷町１４点③門川町１３・５点④諸塚村１３点⑤延岡市１０点⑥日向市８・２点