【お知らせとおことわり】

 夕刊デイリー新聞ならびにYUKAN-DAILY-WEBを
ご利用いただきありがとうございます。

 著作権保護のためWEBブラウザ上からの記事・写真の
ダイレクトプリントができないようになっております。
ご了承下さい。

 サイト内の写真は本紙に掲載されたものですが
本紙掲載分の写真については以下のような規定があります。


 夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。

 スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?

 写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。

写真のサイズと料金は次の通りです。

▽L  サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加)


L  サイズ
(8.9×12.7センチ)
1枚 300円
LL サイズ
(12.7×17.8センチ)
1枚 500円
A4 サイズ
(21×29.8センチ)
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加)

 提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
 掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。

 受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
 写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
 また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。

 写真は個人的利用に限ります。 印刷物などに用いることはできません。

 写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。


 お問い合わせ、お申し込みは
 本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。

 
口座振替

初代延岡駅、開通直後の写真

本紙掲載日:2022-07-18
3面

実家が駅真向かい宮の井旅館−日向市の佐藤幸子さん

 写真は初代の延岡駅舎。日向市塩見の佐藤幸子(ゆきこ)さん(84)から届いた。小学校以来の同級生、川澄忠幸さん(和歌山県在住)が見つけて、「懐かしいじゃろ」と同窓会の時に持ってきてくれたものという。

 佐藤さんの旧姓は宮井。実家は同駅の真向かいにあり、「宮の井旅館」を営んでいた。ただしこの写真にはまだ写っていない。

 延岡駅は1923(大正11)年5月1日に開業し、先月、100周年記念イベントを行ったばかり。写真に記されている22年12月15日は、市棚駅(延岡市北川町)から重岡駅(佐伯市宇目)間が開通し、小倉駅(福岡県)から吉松駅(鹿児島県)までつながった日だ。

 撮影日がこの日かどうかは不明だが、1934(昭和9)年5月に駅前で発生した火災で焼失した建物(写真右側)が写っていることから、それ以前に撮られたことは間違いない。

 宮の井旅館は40(同15)年、本業は林業だった幸子さんの父、常四郎さんが建てた。

 1階の炊事場の隣に、力士も入れる大きな五右衛門(ごえもん)風呂があり、当時は宿泊客が交代で入っていた。隣にあった「津山食堂」など近くに下宿していた人も入りに来ていた。湯船にはタイル張りの枠があり、段が一つ設けられていて、そこに腰掛けて体を洗っていたという。

 「3歳ごろ、タイルの枠の隅に私を立たせて、父が足の指の間を洗ってくれたことを思い出します。優しい父でした」

 旅館の裏の畑には防空壕(ごう)。駅前には、木に囲まれた池(水槽)があった。「火災に備えて水をためてあると母(フジさん)に聞いた」と幸子さん。

 初代駅舎は延岡大空襲による被害はなく、1965(同40)年に改築された。その頃、同旅館のあった一区画も、少し南の現在地に移動した。宮井さん方は1階で「喫茶ゆき」、2階で旅館を営んでいたが、現在は廃業している。現在の駅舎は3代目。

その他の記事/過去の記事
page-top