林材業の労働災害撲滅へ
本紙掲載日：2022-07-20
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対策徹底へ安全宣言−新富町で県大会
２０２２年度の県林材業労働災害防止大会は１４日、新富町文化会館で行われ、林業、木材産業の関係者ら約４００人が参加、労災撲滅を目指して安全宣言を採択し、安全対策に取り組む意識を新たにした。主催は県、林業・木材製造業労働災害防止協会県支部など。
県によると、林業における昨年度の死亡災害は２件。いずれも伐倒作業中に発生したという。また、４日以上の休業を余儀なくされる災害の発生件数は７１件だった。今年度は死亡災害が１件発生している。
事例紹介では、代表して日向市の前田産業から木下義男林産事業部長が登壇。「無災害が会社繁栄の根源なり」というスローガンや毎朝行うミーティング、指さし点呼などを紹介し、「今後も安心安全の職場づくりを目指したい」と語った。
この後、南那珂森林組合の西谷太成さんが指さし呼称と合図を実演。最後に、電源を切って手順通りに機械を点検・清掃することや、危険の芽を事前に摘み取るリスクアセスメントを徹底することなどを定める安全宣言を採択した。
安全衛生表彰もあり、県北から９人が受けた。表彰を受けたのは次の人たち（敬称略）。
【県知事表彰】
［優良林業技術者］優良作業班長部門＝佐藤記久（西臼杵森林組合）▽高性能林業機械オペレーター部門＝岡田幸（秋本林業）▽森林整備部門＝林田港（日�眈〇囲詐ε后帽盪殻仄�（同）
【林材災防県支部長表彰】
［功労賞］連続無災害記録賞＝高木峰寛（福森産業）鍋島智（耳川広域森林組合美郷支所）鍋島睦（同）
［功績賞］班長賞＝山本翔大（前田産業）綾雄二（同）