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3年ぶり−日向市でまちづくり座談会

本紙掲載日:2022-07-21
2面
市長と語る日向のまちづくり座談会。十屋市長と市民が意見を交わした

身近な質問に具体的に回答−8月10日まで7会場で開催

 日向市の「市長と語る日向のまちづくり座談会」は19日から、同市中町の市中央公民館で3年ぶりに始まった。8月10日まで全7会場で開催。未来に向けて市民が笑顔で元気に暮らし続ける日向市の実現を目指し、十屋幸平市長らが地域住民と意見を交わす。

 初回の19日は、会場周辺の地域住民など約30人が参加。十屋市長が市総合計画と総合戦略に基づく事業実績、今後の取り組みなどを説明し、その後の意見交換会で市民から出される意見や要望に回答した。

 このうち、未来へつなげる人づくりでは、妊娠期から子育て期にわたるまで切れ目ない支援を行う「ヘルシースタート事業」などを紹介。産前、産後のサポートや任意予防接種費用の助成拡大などが主な取り組みとし、児童虐待の防止、子どもの貧困対策にも関係機関と連携してしっかりと取り組んでいくと強調した。

 活力を生み出すにぎわいづくり戦略では、次世代産業の企業誘致、重要港湾「細島港」の整備促進などを解説。2019年からの3年間で新設5社、増設10社の計15社の企業立地があったことや、細島港19号岸壁が新規事業化されたことなどを報告した。

 その他、日向特産のへべすの産地拡大とブランド化、お倉ケ浜総合公園野球場の改修、市総合体育館の整備、救急体制の強化、津波避難施設などの防災対策、新型コロナウイルス感染症対策事業などについて伝えた。

 市民からは、市総合体育館や図書館の整備、スケボーパーク建設、コロナワクチンの啓発、水道料金の値上げなど、さまざまな質問や要望があった。十屋市長は「市民の皆さんの質問に丁寧な説明を行っていく。要望に対しても、今後の計画に役立てできる限りのことをやっていきたい。正確な情報を市民の皆さんに伝えるためにも、ぜひ、参加してほしい」と話した。

 座談会は、各会場とも時間を午後7時から8時30分まで予定。市は広く市民の参加を呼び掛けている。事前予約は不要だが、コロナの感染状況などで延期、中止になる場合がある。問い合わせは市総合政策部秘書広報課(電話日向66・1003)。

 日程と会場は次の通り。

21日=大王谷コミュニティセンター▽26日=日知屋公民館▽28日=美々津公民館▽8月4日=南日向公民館▽同8日=切島山1区公民館▽同10日=東郷公民館(さくら館)

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