日向中へ、手作り面
本紙掲載日：2022-07-28
2面
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ひょっとこ面工房の河野さん
◆８月６日の祭り「楽しんで」
日向市春原町の河野道雄さん（８５）＝ひょっとこ面工房かわの代表＝がこのほど、市立日向中学校（三田明生校長、３０５人）に手作りひょっとこ面１０個を寄贈した。贈呈式が同校であり、河野さんが１年生５人に実物を手渡した。
今回の寄贈は、同校１年生が「ふるさと学習」で、日向橘ひょっとこ踊り保存会の�盒彊存�会長から地元の伝統文化「ひょっとこ踊り」を学び、８月６日にある日向ひょっとこ夏祭りに参加することを聞いたのがきっかけ。
河野さんは、面作りを始めて２０年以上の経験を持つ。クラブ活動などで生徒には面を作る時間がないだろうと考え、自身が作製した面を贈ることに決めたという。この日はきつね、おかめ、ひょうすけなど１０種類の表情豊かな面を用意し、プレゼントした。
式で、河野さんは「自分が作った面をかぶって踊り、祭りを楽しんでもらえればうれしい」。三田校長は「祭りへの参加が地域貢献、感謝の気持ちになる。大切に使いたい」と感謝した。
祭りに参加予定の西田凜花さん（１２）は「みんなが笑顔になり、楽しめる祭りにしたい。当日は入賞できるよう頑張って踊りたい」と話していた。
同校によると、日向ひょっとこ夏祭りには１年生８人がチームとして参加を予定しており、本番に向けて練習に励んでいるという。