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画集出版を記念して開催

本紙掲載日:2022-08-01
6面

田中さん(元延岡西高美術科教諭)が個展−6日から虎彦サロン

 美術科教諭として旧・延岡西高などで教壇に立った田中隆吉さん(80)=高鍋町=はこのほど、画集「共に生きる」を鉱脈社から出版した。出版記念の個展を6日から19日まで、延岡市幸町の虎彦サロンで開く。「延岡は初任地で懐かしい思い出がたくさん。教え子にも再会できるとうれしい」と話している。

 田中さんは1942年高鍋町生まれ。高鍋高、宮崎大教育学部卒。都城西高、高鍋高の講師を経て66年に延岡西高に美術科教諭として赴任し、9年間勤務した。現在は高鍋町文化協会会長、県芸術文化協会理事などを務める傍ら、高鍋高校に週3回勤務している。

 画集は「一つの集大成として、作品を1冊の本にまとめたい」と出版。大学の卒業制作で取り組んだ「死に至る病」(65年)、二科展で初入選した「恋の歌」(68年)、新型コロナウイルスの感染が始まり描いた「マスクメンNo.1」(2020年)など、これまでに制作した約60作品を解説付きで紹介した。

 このうち「歪(ゆが)んだ部屋シリーズNo.4」(1985年)は、高校教師として、さまざまな楽しみがあるはずの高校生が受験勉強などの悩みを抱える姿を目にし、揺れ動く心の葛藤を部屋全体のゆがみとして表現。「健康的で快活な生徒であってほしい」との願いを込めたという。

 また、大学生の頃に哲学に興味を持ち、デンマークの哲学者キルケゴールに精神的に強い影響を受けたといい、「善か悪かの葛藤を絵画的に表現するのが仕事かなと思った」と田中さん。骸骨や十字架などが描かれた暗い印象の作品には、当時の悩みや思いが反映されている。

 ヨーロッパや国内のスケッチ作品も多数。新型コロナウイルス感染症が広がり、医療従事者や行政の担当者が懸命に奮闘する姿に胸を痛め、何かできないかと絵を描いて共に戦った110日間の「闘描(とうびょう)生活」時の作品や、出版することを知った延岡西高出身で漫画家の赤星たみ子さん、彫刻家の奥村羊一さんら教え子からの寄稿もある。

◆20点を展示、15日から在廊

 個展では、美しい風景を描いた水彩画を中心に、木版画、油彩画など20点を展示予定。画集(税込み2200円)の販売もある。

 「ちょうど80歳、結婚して50年などさまざまな思いのこもった25回目の個展。親しみやすい風景を中心に展示するので、楽しんでいただけたらありがたい」と田中さん。

 田中さんは15日から最終日までの午前10時〜午後5時ごろ虎彦サロンに滞在予定。「皆さんにお会いできるのを楽しみにしています」と来場を呼び掛けている。

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