起業に関心ある女性ら集う

４年ぶり「延岡よろず女子会」

　起業に興味、関心がある女性や、既に起業している女性を対象に学びとマッチングの場を提供する「延岡よろず女子会」が７月１２日、延岡市幸町の市コワーキングスペースで行われた。主催は延岡経済リンケージ機構など。

　２０１６年から県内各地で月に１回行っていた「よろず女子会」は、新型コロナの影響により延岡では４年ぶりの開催となり、今回は１９人が参加した。

　県産業振興機構の原田幸二理事長が「起業とは理想と現実のギャップや社会問題という〃穴〃を埋めること。延岡よろず女子会が皆さんのステップアップになることを願っている」とあいさつ。続いて体験型シェア工房「ツクレタ」の増田ゆかり代表が今秋オープン予定の同工房のエピソードを紹介した。

　子どもと一緒に参加できるワークショップを探したところ、どのスペースも期間限定だったという経験から「ものを作る喜びが毎日ある場所」をコンセプトにＤＩＹ工具の共有やワークショップ、ＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）の撮影場所など身近なハンドメードステーションを起業することを決意したという。

　他にも会社のロゴ制作や土地探しなどで大変だったこと、会社を知ってもらうために、建設前のさら地でマルシェを開いたことなどを話した。

　自己紹介＆マッチングでは、元保育士の経験を生かして離乳食のアドバイスをしている人や、まだ起業をしていない人は将来どんな店を開きたいのかを述べるなどした。

　原田理事長は「やっぱり自分で会社をつくりたいという人が増えている」と話した。