「へべす大使」に杉山清貴さん−日向市が任命

ＳＮＳで魅力発信知名度向上に一役

　日向市は１日、日向地区特産の香酸かんきつ「平兵衛酢（へべす）」の魅力を広く伝える「へべす大使」に、歌手でシンガーソングライターの杉山清貴さん（６３）を新たに選んだ。市役所で任命式があり、黒木秀樹副市長が「任命の証」と旬のへべすを杉山さんに手渡した。

　杉山さんは、神奈川県横浜市出身。１９８３年、バンド「杉山清貴＆オメガトライブ」でデビュー。８５年に解散後、翌８６年に「さよならのオーシャン」でソロ歌手としてデビューした。以降、ギターでの弾き語りのアコースティクライブ、大規模ホールでのコンサートツアー、ライブハウスへの出演など年間を通して幅広い演奏活動を展開している。

　杉山さんは、約７年前に同市を訪れた際に、飲食店で味わった「へべすうどん」を気に入って以来、知人や友人などにへべすの素晴らしさを紹介し、インスタグラムなどで魅力を発信するなど知名度向上に一役買っている。

　任命式で、杉山さんは「へべすは、味や香りなどすべてのバランスが良く気に入っている。さらに多くの皆さんに、おいしいへべすをいただいてもらえるよう使い方などを研究していきたい」と話した。

　黒木副市長は「杉山さんの発信力に期待している。大使になる前から、インスタグラムなどで紹介していただきありがたい。今後もＰＲを続けてほしい」と話した。

　同市によると、「へべす大使」は杉山さんのほか、同市出身でプロ野球・東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手、バイオリニストの古澤巖さんら合わせて１３人になった。