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交通事故死ゼロ180日を達成

本紙掲載日:2022-08-05
2面
川越対策監(左)から表彰状を受け取った読谷山市長(左から2人目)。右は延岡地区交通安全協会の上杉朝巳事務局長、右から2人目は延岡署の八幡北斗交通官兼地域官

延岡市を表彰−県交通安全対策推進本部

 県交通安全対策推進本部(本部長・河野俊嗣知事)は7月26日、交通死亡事故ゼロの日数が180日に達した延岡市を「交通事故死ゼロ市町村」として表彰した。

 同本部は、市町村の人口に応じた7区分の表彰基準を定めており、同市は人口10万〜20万人の区分で「180日(おおむね6カ月)」が基準。延岡署管内では今年1月8日を最後に、交通事故による死者は出ていない。

 表彰は今回で8回目伝達式は市役所であり、県総合政策部の川越直海交通・地域安全対策監が、読谷山洋司市長に表彰状を手渡した。

 読谷山市長は「延岡市は交通指導員制度発祥のまち。関係機関との連携をさらに密に、今後も交通死亡事故ゼロに向けた取り組みを継続して行っていく」とあいさつ。

 川越対策監は、昨年1年間の市内の交通事故発生状況を踏まえ、「事故の発生件数は減っているが、65歳以上の高齢ドライバーが引き起こす事故の割合は以前として高い」と指摘。夜間の運転を控えるなどの誓いを立てる「制限運転」制度について、「自主返納に踏み出せない高齢者にとって、大事な運動だと思っている。県内では延岡市が最初に始めた運動ということで、今後も広く利用を呼び掛けていってほしい」と話していた。

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