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ショエル・ガゼットさんに辞令

本紙掲載日:2022-08-06
2面
第13代国際交流員のショエル・セガットさん

延岡市第13代国際交流員

◆「歴史、伝統文化学びたい」

 延岡市の新規国際交流員の辞令交付式は1日、市長応接室で行われ、第13代国際交流員のショエル・セガットさん(27)に山本一丸副市長が辞令を手渡した。任期は来年7月31日まで。セガットさんは「自然を楽しみ、地元の人とたくさん交流し、歴史や伝統文化を学びたい」と意気込んでいる。

 ドイツ南西部のラインラント・プファルツ州イダー・オーバーシュタイン市出身。2021年に同州のトリーア大学(日本学専攻)を卒業し、同年10月から22年7月まで国際交流員として徳島県庁スポーツ振興課で勤務した。その後、いくつかの選択肢の中で、サーフィンや登山などアウトドア好きのセガットさんは、温暖な気候の宮崎を活動拠点に選んだ。

 日本には中高生の時に興味を持ち、高校卒業後に初めて一人旅で訪れたという。「知らない人にいろいろ助けてもらった。荷物を運んでもらったり、優しさを感じた。日本人のお互い助け合う姿勢はすてきだと思う」と当時の印象を語る。

 徳島県ではスポーツ交流の担当だったが、コロナ禍で思うような活動はできなかったという。延岡市では早速、今月末にドイツ語講座を開く予定。今後はやりたいことを自ら企画し取り組んでいく。

 前任のブブリス・カリナさんが企画した「ドイツクリスマスマーケット」は、冬のイベントに定着した。「今後も続けていきたいし、料理が好きなので、料理教室も企画できれば」とセガットさん。

 「延岡は自然豊かで、古里と似ていて親しみを感じている。徳島では川の清掃などボランティアにも参加していた。機会があれば積極的に参加したいので、声を掛けてほしい」と話している。

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