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多彩なものづくり体験

本紙掲載日:2022-08-10
6面

「キッズえんぱく」始まる−11日まで延岡

 夏休み中の子どもたちにさまざまな体験交流プログラムを提供する「キッズえんぱく」が、6日から延岡市内で始まった。11日まで、ものづくりを中心とした多くのプログラムを開催し、地域の魅力を満喫してもらう。

 キッズえんぱくは、県北地域を博覧会場に見立てて2010年から毎年秋を中心に開いている「えんぱく(延岡のご縁をつなぐ博覧会)」の子ども向け版。大貫町のかわまち交流館では7日に複数のプログラムが行われた。

 当初は7プログラムを予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4プログラムに規模を縮小。それでも、会場にはマスク姿の親子連れが続々と訪れ、思い思いに各ブースを回った。

 大広間ではものづくり体験の3プログラムがあり、「かんたんマクラメ壁かざり」のブースでは、海岸に漂着するまでに角が削れて小石のようになったシーグラス(ガラス片)や流木のかけらなどをひもでつないで、おしゃれなつり飾りを作成。「シャカシャカおなまえキーホルダー」は、何種類ものかわいいパーツの中から好みの組み合わせを、小さな透明袋に入れて〃お化けハンマー〃でたたくと、消しゴム大のオリジナルキーホルダーが完成した。

 母親と弟の3人で市内から参加した佐藤怜奈さん(一ケ岡小5年)は、布用クレヨンで無地のバッグなどに絵を描くことができる「自分の絵を持ち歩こう」のプログラムで、ペットボトル入れ(ケース)作りに挑戦。「思ったよりも難しくなくて、うまくできた。夏休みはコロナであまり遠出ができないけれど、海や川に行きたい」と笑顔を浮かべた。

 キッズえんぱくは、あす午前10時から延岡市駅前複合施設エンクロスで複数のプログラムを集中開催。同会場で9、そのほかの場所で2プログラムを予定しているが、予約のキャンセル待ち、感染状況により当日中止となるプログラムもある。詳しくは、えんぱくホームページ内「2022キッズえんぱく」で紹介している。

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