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話題−珍しい手作りの精霊棚

本紙掲載日:2022-08-11
3面

道の駅北方よっちみろ屋

 お盆を前に、各地で祖先の精霊を迎える準備が見られる中、延岡市北方町の道の駅北方よっちみろ屋(畑野真一駅長)では、スタッフ手作りの精霊棚=写真=が飾られている。

 馬に見立てたキュウリと牛に見立てたナスの横には、地元特産のホオズキも。迎え火や送り火の役目を担うだけあって、その朱色はひときわ鮮やかだ。

 県北では「しょろだな」と呼ばれてなじみ深かった精霊棚も、最近はあまり見かけない習俗となりつつあり、物珍しそうに見つめる買い物客の姿がちらほら。そうした中、市内の60代男性は「伝統は大事。知らない孫に教えるいい機会になった」とにっこり。

 畑野駅長は「キュウリもナスもたくさん出荷されています。味わっていただくのはもちろん、ぜひご自宅で精霊棚を作られてみては」と話している。

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