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物流、輸送に理解深める

本紙掲載日:2022-08-11
6面
RORO船「HAKKOひなた」の船内を見学した参加者

親子でRORO船など見学

◆県トラック協会県北で初開催−日向市細島港など

 県トラック協会(牧田信良会長)は4日、親子で学ぶ体験ツアー「夏休み日帰りバスツアー」を県北で初めて実施した。大王谷学園初等部4〜6年生とその家族15組32人が参加し、地域の産業や物流の主役であるトラック輸送などに理解を深めた。

 同ツアーは、同協会が10月9日の「トラックの日」に合わせて県内で実施する啓発活動の一環で、3年ぶりに行った。

 この日は、川南町で県農協果汁工場、日向市細島港周辺で貨物コンテナの積み降ろし作業を行う大型クレーン、RORO船、物流センターなどを巡った。

 このうち、同市船場町の八興運輸では、大量のトレーラー、トラックを運ぶRORO船に乗船。最新鋭の「HAKKOひなた」の船内構造、操舵(そうだ)室、客室のほか、トレーラーから貨物部分のシャシーのみを船内で取り外す実際の様子を見学した。

 質疑応答もあり、参加者からは「何時間で大阪に着きますか」「何台積めますか」などの質問があり、同社の社員が「細島港から大阪の堺泉北港まで約14時間」「トレーラーのシャシー部分だと66台」などと答えていた。

 同協会県北支部の和田憲明支部長は「子どもたちが毎日食べているもの、使用しているものなどが、どのように運ばれているのか知ってもらえたと思う。少しでも物流業界に興味を持ってもらえれば」と話した。

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