講義や実演に興味津々

九保大でオープンキャンパス

　九州保健福祉大学（兒玉修学長、延岡市吉野町）は２２日、今年度最後のオープンキャンパスを開いた。県内外から高校生ら約２５０人が訪れ、学科ごとの体験プログラムや学食無料体験、教職員や学生との交流を通し学生生活に触れた。

　キャンパス内は、学部、学科ごとに普段授業で使っている講義棟などを会場に、授業の一部に触れることができる体験プログラム、高校生や保護者の不安や悩みに教職員や学生が答える相談コーナーなどを設けた。

　このうち、九州の大学で唯一、動物病院に勤務する動物看護師に必要とされる国家資格「愛玩動物看護師」の養成が認められた動物生命薬科学科では、学生らが実演や補助を行い、動物看護師の仕事に触れた。

　犬の耳掃除では、動物が不安を感じることなく掃除できるよう、人間の体を密着して安心感を与え、安全に固定する「保定」技術を披露。犬が嫌がることが多い綿棒ではなく、液体洗浄液を使って掃除し、自宅で行うときのポイントも紹介した。縫合や採血の体験コーナーもあった。

　また、スポーツ健康福祉学科ではテーピング、はり、おきゅう体験などもあり、高校生は興味津々な様子で挑戦。学生が疑問に何でも答える相談コーナーもあり、和気あいあいとした雰囲気で交流を楽しんでいた。

　同大学は来月以降、見学会などを開く予定。また日頃から、個別の見学やオンライン相談なども受け付けている。

　問い合わせは入試広報室（電話０１２０・２４・２４４７）まで。