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郷土の歌人をしのぶ

本紙掲載日:2022-08-25
3面
若山牧水像の前で献酒する参加者

「牧水になった町」で生誕祭−延岡顕彰会・延岡東RC

 郷土の歌人・若山牧水をしのぶ「第37回若山牧水生誕祭」が、誕生日の24日に延岡市東浜砂町の延岡総合文化センター正面玄関前で行われた。主催は若山牧水延岡顕彰会(飯干喬啓会長)と延岡東ロータリークラブ(RC、山内隆典会長)。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年に続いて規模を縮小し、18人が出席。顕彰会の飯干会長はあいさつの中で、牧水が延岡で過ごした8年間について触れ、「生まれは日向で延岡は繁(若山牧水の本名)が牧水になった町。これからも顕彰活動を続けていきたい」と述べた。

 その後、顕彰会の塩月隆久理事が短歌「おもひやるかのうす青き峡のおくにわれのうまれし朝のさびしさ」を朗詠した。出席者は牧水像の前に設置された杯に一人ひとりが献酒。山内会長が「牧水が学生時代を延岡で過ごしたということに改めて市民の一人として誇りを感じる」と話した。

 若山牧水は1885年8月24日、現在の日向市東郷町坪谷に生まれ、今年で生誕137年。牧水像は1986年、延岡東RCが生誕100周年を記念して建立したもので、同RCと若山牧水延岡顕彰会が毎年共催して生誕祭を行っている。

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